【wrwrd】なんで俺じゃだめなんすか、先輩。【shp】

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〜ショッピside〜


1番会いたくない人と出会ってしまった。


shp「…A先輩と俺ともう1人と飲んでて、先輩が酔ったので送りに来ただけです」


ut「ふーん。とりあえずAちゃん返してくれる？」


言われるがまま、A先輩と先輩の荷物を遠藤先輩へと渡す


渡したくはないが、実際先輩の彼氏は目の前のこの人だ。仕方がない


ut「人のもの取っちゃいけないってことぐらい幼稚園児でも分かるで？」


shp「それは、貴方が言えることじゃないはずっすよ」


酒が回っているのか、俺は少し睨みつけながらで遠藤先輩に食ってかかった


ut「こいつは俺にベタ惚れやねん。悪いけど、後輩くんが入る隙間はないわ」


shp「んなことわかってますよ。」


ut「あぁそういえば、1ヶ月前のAちゃんとのデート、楽しかった？」


俺は思わず肩をビクリと震わせる


…何故この人が知っているんだ？


ut「お揃いのピアスまで買っちゃって」


shp「あんたには関係ないっすよ」


どうしてピアスのことまで知っている


A先輩が言うとは考えにくい…第三者に見られていたのか…？


まさか、先輩の元気が無かったのもこの事が原因で…？


ut「なぁ後輩くん、あんたどこまでAちゃんのこと苦しめるん？」


ut「あんたがデート誘わんかったら、Aちゃんはこんなに傷つかなかったはずやねん。…いつまで、Aちゃんに付き纏うつもりなん？」


言い返したかった。


遠藤先輩が浮気をしなかったらこんなことにはならなかった


そう言い返したかったけれど、遠藤先輩が言っていることもまた正論で


ut「仕事ならしゃーないけど、プライベートでは金輪際関わってくんなよ」


いつもの軽い口調ではなく、殺気を纏わせて放たれた言葉に俺は黙ることしかできなかった


俺が何も言わないのを見て、遠藤先輩はため息をついて家の中へ入っていった


俺は、しばらくその場に立ち尽くしたままだった

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