【wrwrd】なんで俺じゃだめなんすか、先輩。【shp】

34（夢主side追加しました） ページ36

〜ショッピside〜


あれから1ヶ月の時が過ぎた


shp「…寒」


ベランダで煙草を吸いながら呟く


12月に突入し、雪はまだ降らないが気温がどんどん下がりつつある


結局、先輩には次の日会社で顔を合わせた時に謝った


『私も、厳しい事言ってごめん』


と先輩も謝ってくれたけど、それからこの1ヶ月間業務連絡以外で先輩と話すことはなくなった


いつも笑顔で話しかけてくれた先輩が話しかけてこないことが最初はすごく悲しかったけれども１週間もしたら慣れてしまった


…先輩のいない生活に慣れる、というのはものすごく辛いことだけれども。


多分、コネシマ先輩の言った通りA先輩は自分でけじめをつけるはず


俺は、それを待つ他ない


煙草を灰皿に押し付けて火を消し、家の中に入る


今日も、先輩はベランダに出てこなかった


______________________________

〜Aside〜


あんな酷い言い方をするつもりはなかった。


ただ…あの場で離したくないと言われ、一瞬でもショッピ君にときめいてしまった自分が嫌になった


秀也がいるのに、ショッピ君ともっと一緒にいたいと思ってしまった自分が嫌になって


気づいたら、ショッピ君に酷い言葉をぶつけていた


ショッピ君が悪いわけじゃないのに


自宅に駆け込んでから罪悪感に駆られ、後悔の念が湧き出てくる


今更、遅い…


『ごめんね、ショッピ君…』


虚空に向かってそう呟くことが、精一杯だった。

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