第31話 ページ33
*トントン side*
ト「チーノが…アリメンターレ国の、王族……？」
チーノの出身が、グルさんも毛嫌うほどの独裁国家のアリメンターレである事。
そして……そのアリメンターレの現女王が、チーノの実の姉であるという事。
その衝撃の事実を淡々と告げられた俺は、驚きを通り越して怒りに似た感情を湧き上がらせた。
ト「ほんならあいつ…やっぱりスパイって事か……？」
グ「……まぁ、だろうな」
軽い口調で答えたグルさんに何かが切れ、俺はバンッ！！と思いっきり机を叩いた。
ト「おまっ……そんな重要な事知っとってなんで黙ってたんや！！ お前もやぞ大先生っ！！」
そう怒鳴ってギロッと睨めば、「ひえっ」なんて情けない声を上げやがる。
グ「落ち着け、トン氏」
ト「これが落ち着いていられるか！！ ホンマにっ……あんたはいつもいつも＿＿＿」
グ「落ち着けと言っているんだ、トントン」
真っ赤なその瞳に射抜かれ、反射的に口をつぐむ。
グ「……奴には、母国に…いや、女王に一切の忠心など無い」
ト「……なんで、そんな事がわかるんですか」
彼にしか出せない気迫に
それに対してグルさんは、少し悲しげな目をして口を開いた。
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空文 晴霧(プロフ) - suzurei/鈴玲さん» ありがとうございます！ 頑張ります！ (2020年3月30日 12時) (
レス) id: 9bc8a66818 (このIDを非表示/違反報告)
suzurei/鈴玲 - 更新頑張ってください…！応援してます！ (2020年3月30日 12時) (レス) id: 54995dabe3 (このIDを非表示/違反報告)
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