【wrwrd】なんで俺じゃだめなんすか、先輩。2【shp】

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〜ショッピside〜


観覧車を降りた後、何事も無かったかのように他愛のない会話をしながらホテルに戻ってきた


"何事も無かったかのよう"というのが少し気がかりだが、お互いの恥じらい故の行動だろう


…と思いたい(切実)


部屋に入り、ソファに座って一息つく


今の時間は6時少し前


ディナークルーズは7時発なので、6時半にはここを出れば間に合うだろう


shp「先輩、6時半には出るんで化粧直しと着替えお願いします。あと俺もシャワー入りたいんで早めに上がって貰えると嬉しいっす｣


汗を流しにシャワーへと向かった先輩に、大声で伝える


シャワールームからの了解との返事を貰い、そのままソファに横たわった


『えっ…うん、ショッピ君ならいいかなって』


先程の先輩の言葉を思い出す


あれはどのような意味だったのだろうか


単純に俺に信頼を寄せているから？


それとも_____


そこまで考えて勢いよく頭を横に振る


変な期待をしてはいけない、後々辛くなるだけ_____


『なにヘドバンしてるの、シャワー終わったよ』


はっと後ろを振り返ると既にフォーマルドレスに身を包んだ先輩が


パステルパープルの少し露出多めなそのドレスは、先輩の濡れた髪とマッチングしていい感じの色気を醸し出していた


shp「了解っす」


色々恥ずかしくなった俺はクローゼットからスーツを引ったくり、足早にシャワールームへと向かった


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シャワールームから出ると、既に先輩は準備を終えていた


髪の毛先は少しだけ巻かれ、化粧もさっきより濃くなっている


普段と違う色気を醸し出す先輩に少しばかり邪な感情を抱きながら、ネクタイを絞める


shp「少し早いっすけど、もう行きますか？」


『そーだね、行こっか』


そう言って先輩はハンドバッグを片手に持ち、座っていたチェアから立ち上がる


俺もバッグを片手に持って、先輩と一緒に部屋を出た



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ディナークルーズ行ってみたいなぁ…(相手がいない)

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