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〜ショッピside〜
shp「もう暗くなりましたね」
『…そうだね』
先輩がほぅっと息を吐き出すと、その息は白く濁り黒色の空へと消えていった
お化け屋敷の後、もう一度ジェットコースターに乗せられたり、食べ歩きをしたりと楽しんでいたらいつの間にか時間が経っていた
時刻は午後5時
真冬ということもあり、辺りはもう真っ暗である
shp「7時からディナークルーズ予約してるんで、あと一つなにか乗ったらホテル帰りましょうか」
『ディナークルーズかぁ、初めて』
楽しみだなぁ、と先輩は笑う
『そうだね…じゃあ、最後らしく観覧車行こうか』
shp「そうっすね。夜景も見れて綺麗だと思いますよ」
途中見つけた出店でホットチョコレートをふたり分買ってから、俺達は観覧車へと向かった
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『結構高い所までいくんだね』
窓から見える夜景を見ながら、先輩がはしゃぐ
観覧車の所要時間は約20分で、まぁそれなりに長い
shp「そうっすね……あ、スカイツリー」
『あ、ほんとだ!東京まで見えるんだね〜』
夜景に照らされた先輩の横顔が、いつもより可愛く見える
shp「………なぁ、先輩」
『なに……っ!?』
こっちをみた先輩を、優しく抱き締める
shp「しばらくこのままで…」
俺がそう言うと、先輩は俺の背中に手を回し肯定の意を示してくれた
shp「てっぺん来たらキスしていいですか」
『なっ…!』
shp「…冗談っすよ」
半分は、本気でしたけどね
その言葉は自分の中に押し留めておく
『あんまりずっとハグしてたら、横のゴンドラの人にバレるよ…?』
shp「マジックミラーなんで大丈夫っすよ」
俺はそう言うと、さらに抱き締める腕に力を込める
shp「抵抗、しなくていいんですか」
『えっ…うん、ショッピ君ならいいかなって』
その言葉で一気に心臓が跳ね上がる
shp「…期待しますよ」
その言葉に先輩からの返答は無かったが、代わりに俺を抱き締める腕の力が少しだけ強くなった
結局、俺達は観覧車を降りるまでお互いを抱き締めたままだった
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ラブシチュ書くの苦手です←
そういえば今夏だし季節真逆やん…
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音羽リン(プロフ) - 色水さん» ありがとうございます…!!わざわざ大先生視点から戻ってまた見てくださったんですね、嬉しいです…!!(´;ω;`)ブワッ! (2019年10月7日 12時) (レス) id: 7b6b3ac624 (このIDを非表示/違反報告)
色水(プロフ) - やっぱり最後良い終わりかただ!鬱視点も見てからこっち見るのもよき! (2019年10月7日 5時) (レス) id: 75f00ff98a (このIDを非表示/違反報告)
音羽リン(プロフ) - キリサメさん» ありがとうございます!(;;)下のコメントにもありますが、アンケートをとって決めようかと思います。そのうち作る予定なので、ご協力よろしくお願いします! (2019年9月18日 23時) (レス) id: 7b6b3ac624 (このIDを非表示/違反報告)
音羽リン(プロフ) - 薬剤師さん» 読んでいただきありがとうございました…!ずっと読んでくださってたのですね、嬉しいです(;;)その後のお話については書こうか悩んでます。そのうち続編についてのアンケートを作る予定なので、ぜひ投票よろしくお願いしますm(*_ _)m (2019年9月18日 23時) (レス) id: 7b6b3ac624 (このIDを非表示/違反報告)
キリサメ - 完結おめでとうございます!幸せになった2人のその後の話を続編として出す予定はありますか? (2019年9月18日 16時) (レス) id: b45d6afa79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:音羽リン | 作成日時:2019年8月20日 16時