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〜ショッピside〜
shp「なにしてんすか、遠藤先輩…」
ut「…それはこっちのセリフでもあるよね、ショッピ君」
俺ら以外誰もいない通路に、2人のピリピリとした声が反響する
shp「今度は女子高生っすか？…ほんと、サイテーっすね」
吐き捨てるようにそう言うと、遠藤先輩は一瞬悲しそうな表情をした
なんで、アンタがそんな表情するんだよ
1番悲しんでるのはA先輩なのに…
フツフツと湧き上がる怒りを無理矢理押さえ込み、遠藤先輩を睨みつける
横にいる女子高生は俯いており表情は分からないが、その腕はしっかりと遠藤先輩の腕へと回されていた
shp「確かに、俺も最低なことしてます。彼氏がいるA先輩のことが好きで、2人で遊びに行ったり旅行行ったりしてますから」
息を吸い込み、だけど、と続ける
shp「アンタとは違ってA先輩だけを愛してる。生半可な気持ちで好きだと言っている訳じゃない」
段々と怒りが抑えきれなくなり、声が震えるのを感じた
ut「…だけど、俺はっ…！！」
shp「だけど、じゃないんすよ！」
気づいたら、俺は遠藤先輩の胸倉を掴みあげていた
生憎大の大人を持ち上げる腕力は持ち合わせていないので、宙には浮いていない
至近距離で見た遠藤先輩の瞳は怯えていた
shp「アンタのその行動で！その言葉で！どれだけA先輩が傷ついてきたか分かってるんすか！！」
ut「っ…………」
俯いて唇を噛む遠藤先輩
shp「そんな無責任に、人の人生を狂わせるような事するなよっ…！！」
……あぁ、これ仕事クビになったなぁ、俺。
仮にも上司であり、成績優秀な遠藤先輩にこんな口聞いて。
ぼんやりと頭の片隅でそんなことを思ったが、もう後には引けない。
畳み掛けるように言葉を放とうとした瞬間、悲痛な声が響いた
『もういいよショッピ君っ…！！』
振り返ると、今にも泣きそうな顔をしている愛しい先輩。
その顔を見て、自分でも驚くほどすぅっと怒りが消えていった
無言で遠藤先輩から手を離し、踵を返す
shp「…帰りましょう、先輩」
視界の端で先輩が頷いたのを確認し、足早に出口へと向かう
先輩が今どんな表情をしているかなんて、見たくもなかった
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音羽リン(プロフ) - 色水さん» ありがとうございます…！！わざわざ大先生視点から戻ってまた見てくださったんですね、嬉しいです…！！(´；ω；｀)ブワッ! (2019年10月7日 12時) (
レス) id: 7b6b3ac624 (このIDを非表示/違反報告)
色水(プロフ) - やっぱり最後良い終わりかただ！鬱視点も見てからこっち見るのもよき！ (2019年10月7日 5時) (レス) id: 75f00ff98a (このIDを非表示/違反報告)
音羽リン(プロフ) - キリサメさん» ありがとうございます！(；；)下のコメントにもありますが、アンケートをとって決めようかと思います。そのうち作る予定なので、ご協力よろしくお願いします！ (2019年9月18日 23時) (レス) id: 7b6b3ac624 (このIDを非表示/違反報告)
音羽リン(プロフ) - 薬剤師さん» 読んでいただきありがとうございました…！ずっと読んでくださってたのですね、嬉しいです(；；)その後のお話については書こうか悩んでます。そのうち続編についてのアンケートを作る予定なので、ぜひ投票よろしくお願いしますm(*_ _)m (2019年9月18日 23時) (レス) id: 7b6b3ac624 (このIDを非表示/違反報告)
キリサメ - 完結おめでとうございます！幸せになった2人のその後の話を続編として出す予定はありますか？ (2019年9月18日 16時) (レス) id: b45d6afa79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：音羽リン
| 作成日時：2019年8月20日 16時
