【wrwrd】なんで俺じゃだめなんすか、先輩。2【shp】

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〜ショッピside〜


shp「やめてくださいほんまに勘弁してください」


遊園地に入り、最初に先輩に連れてこられたのはジェットコースター。


1番規模の小さいジェットコースターらしいが、浮遊感が大嫌いな俺を怖がらせるには十分な迫力を持っていた


『そう言いながら並んでくれるショッピ君って優しいよね』


そう、俺は「先輩のため」と恐怖心を押さえ込んで前までは意地でも乗らなかったジェットコースターに並んでいる。


本当に俺を褒めて欲しい


shp「逆になんで先輩はジェットコースター平気なんですか」


『え、楽しいじゃん。』


shp「理解不能です」


『あ、次じゃない？』


shp「えちょっと待ってまだ心の準備できてないです」


そう言うとすぐに目の前にコースターが到着する


先輩が嬉々としてコースターに乗り込み、俺も先輩に続いて重い足取りで乗り込む


安全バーを下げ、発車のベルが無慈悲に鳴り響きコースターが動き出す


shp「あああ、俺もうだめかもしれないです」


コースターはゆっくりと坂を登り始める


『大丈夫大丈夫、ほら見て遊園地が一望できるよ！』


shp「言わんといて下さい…」


コースターがそろそろ頂上に到達する


俺は覚悟を決め、ぎゅっと目を瞑った


『ショッピ君、バンザイしないと！』


shp「ちょ、先輩……あぁぁああああああああああぁぁあああ！！！！！」


落ちる寸前、安全バーをしっかり握っていた俺の手を無理矢理安全バーから引き剥がしバンザイさせられる


そしてそのまま急降下し、情けなくも大声で叫んでしまった

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