【wrwrd】なんで俺じゃだめなんすか、先輩。2【shp】

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〜ショッピside〜


『すごい人だね…』


モーニングを食べ、ホテルのチェックアウトを済ませた俺達は遊園地隣接の水族館へと来ていた


ただ、新しくできた水族館ということもありチケットを買う列が物凄く混雑している


shp「そーっすね、こんなことならチケット先に買っておけばよかった。すみません…」


『いやいや、ショッピ君のせいじゃないよ。ありがとう』


少しばかり罪悪感を感じていると、先輩は笑顔でそう言ってくれる


その笑顔が可愛くて、少し顔を逸らしてしまった


『あ、ほら少し進んだよ』


ようやくチケット売り場が見えてきた


その事に内心ホッとし、水族館のパンフレットを広げる


shp「すごい広いっすね。見たいものありますか？」


『んー……あ、このイルカショー見たい！』


先輩が指したのは「日本1のパフォーマンス！」とありきたりなフレーズが書かれたイルカショー


どうやら席を予約できるようなので、スマホで予約ページを開く


shp「げっ…先輩、最前列しか空いてませんよ」


最前列は水しぶきが恐ろしいほどかかる。


俺は割と水族館に行くほうなのだが、イルカショーの時最前列に座っている人は毎回びしゃびしゃになっていた


『ふはは、いいじゃん最前列！予約しようよ』


先輩が楽しそうにそう言う。


まぁ、その笑顔に勝てるわけもなく…


予約を完了させると、チケットの順番が次になっていた


慌ててパンフレットを仕舞い、財布を取り出すと「次の方どうぞー」との声が聞こえ、売り場へと向かった

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