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隠し事ページ6

Aside

パフォーマーリハが終わり時刻は19時過ぎ

ちょうど夕飯時だし、相変わらず暇そうな慎でも誘おうかと
膝の上に容赦なく飛び乗ってやる

慎「重っ、やっぱ太りましたよね？」

「配慮もクソもないな」

赤ちゃんみたいにすべすべな頬をツンツンすると
一瞬だけスマホから視線を上げ、キッと睨み付けてくる

ほんと可愛げないんだから

慎「で、要件はなんすか」

「慎と一緒にご飯行きたいなぁ〜って思って」

慎「あー今日は無理っす。先着いるんで」

「誰」

被せるようにそう問いかけると
ニヤッと口角を上げた慎と至近距離で目が合う

嫉妬？とでも言いたげな口に、再び声を重ねる

「今更それはない」

慎「なんだ、つまんない」

「結局誰？」

慎「壱馬さん」

「ならいいじゃん、私も行く」

慎「男同士サシで飲みたい日もあるんすよ」

慎「だからダメ」

最近この子釣られてくれないから面白くない

仕方なくターゲットを変えようと
緑の某メッセージアプリを開くと一番上に健太くんの名前が

そういえば今日あの人珍しく早上がりしてたな

" 今から空いてます？ " とだけ送信してみること数十分

慎「まだいたんすか」

「健太くんから返信来ないんだもん。既読もつかない」

拓磨「確か今日健太さんお楽しみの日じゃないっけ」

慎「そうだ言ってたわ」

「なにそれ」

拓磨「え、Aさん知らないんすか」

言っちゃだめだった？なんて顔を見合わせてる慎と拓磨

なに、" お楽しみの日 "って

ネーミングセンスどうかしてんじゃないの

慎「でもまあ本命じゃないらしいんで多分大丈夫っす」

「だから何の話よ」

拓磨「俺ももう帰るんで一緒にタクシー呼びます？」

「……たっくんも行く？」

拓磨「や、遠慮しときます」

最近うちの末っ子達が可愛くない

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