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RIKUside

律動を繰り返す度にパシャパシャと波を立てる水面

恍惚とした表情で俺の首元に腕を回し
やらしく上下前後に揺れるAの腰を引き寄せる

溶けそうなくらいに熱い。……色んな意味で

「ぁっ、は、りくさ、っ…すき、」

RIKU「好き？俺のこと」

「すきぃ、…あ、っはぁ、」

毎回絶対って言っていいほど
行為中に " 好き " なんて言葉を口にするA

実際それがどういう意味なのかなんて分かんないけど

RIKU「何番目に？」

男は馬鹿で単純な生き物だから勘違いしちゃうよ？

「そんなの、わかんなっ、」

RIKU「どうせみんなに言ってんでしょ？」

RIKU「一番なんて言葉もどうせ簡単に言えるんだろ？」

Aのことだから本気じゃないことくらい理解してるはずなのに
なーにムキになっちゃったりしてんだ俺

潤んだ瞳で俺を見つめていたAを強引に立たせて
バックで再び乱暴に腰を打ち付ける

水中での対面座位は正直気持ち良くない

「うぁっ、…おくっ、きもち、ぃ、ぁあ、」

RIKU「きもちいの？じゃあもっと啼け」

左足の膝裏を抱え、容赦なく奥目掛けて突き上げる

身体を壁に密着させガクガク震えながら
だらしなく開いた口から漏れて止まらない嬌声

あぁかわい。にしても暑すぎてしんど

「……ライブよりキツ、」

RIKU「これ絶対体力いつもの倍消耗したわ」

終わった頃には笑えるくらいにお互いクッラクラで

最早サウナ状態の浴室を逃げるように飛び出し
冷たい脱衣場の床に倒れ込むと徐々に生き返っていく

RIKU「ワンパターンだけは死んでも許さない」

「冗談なのに」

RIKU「今更遅せぇのよ」

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