だって名前も聞いたことないし ページ2
｢絶対グリフィンドールって決まってるからなあ｣
その彼らが､組み分けの前に話していた
そうだ
今は組み分けの儀式が始まるまでの謎の時間
城の美しさや不思議さに圧倒されて周りをキョロキョロ見つめている生徒もいれば､組み分けの方法を模索して､自分なりにどうにかしようと呪文をブツブツ言っている生徒もいた
｢…グリフィンドール…いいな…｣
正直いってグリフィンドールがどんな寮なのかわかんないし…それに分けられるかどうかも分からない…何より彼らの名前すら知らない
どうして絶対グリフィンドールに入れると言いきれるのだろうか､それも分からない
つまり私は一目惚れしてそのまま分からないことだらけで恋に立ち向かおうとしているわけだ
＿＿＿
組み分けの儀式が始まった
マクゴナガル先生がスツールと古い帽子を置いて一年生に合図した
どうやらあの帽子をかぶるということだろう
｢では､名前を呼んでいくので､呼ばれたら椅子に座って､そしてこの組み分け帽子を被せます｣
その古びた帽子には､切れ目のようなものがあって､それが目と口に見えた
喋るのか?
そう思うと寒気がした
｢君さっきから大丈夫?もしかしてマグル生まれなの?｣
ハッとなった
この声は汽車で聞いた…
｢はい…｣
やっぱりだ
あの人だ
赤毛で､そばかすで､かっこいい…
｢私…半純血で…あなたは…あっ私はA･スミス…｣
するとその子はにっこり笑って
｢僕､ジョージ･ウィーズリー｣
と､手を差し伸べてくれた
続く
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rapier(プロフ) - ありがとうございます!!!くそ遅い更新になりますがどうぞよろしくお願い致します (2023年3月18日 20時) (
レス) id: bda167fb53 (このIDを非表示/違反報告)
さくらねこ(プロフ) - 初見ですが、この感じ嫌な予感がします。ハッピーエンドでありますように🙏いやハッピーエンドであってくださいー！更新楽しみにしています！ (2023年3月14日 21時) (レス) id: 3e43640b9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rapier | 作成日時：2023年2月26日 11時
