病弱と勘違いされている轟焦凍の幼馴染【ヒロアカ】

２ ６話 ページ27

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「へぇー！じゃあAちゃんって轟くんと幼馴染なんや！」



「あんなイケメンと幼馴染って…前世何したの！？」



「クッソイケメンは運まで持ち合わせてんのかよぉぉぉ！！！」





やんややんやと私の周りを囲むみんな。次から次へと降り注ぐ質問の嵐。



まるで餌を取り合う鳥のようだな、なんて思っていたらいきなり腕を引っ張られた。誰かと思えば、険しい顔をした焦凍だった。





「こいつは身体が弱ぇんだ、あんまり近寄るな」



『ちょっ、焦凍！そんな言い方しなくてもいいでしょ。ごめんねみんな、そんなことないから！寧ろ話しかけてほしいし』





ムスッとした焦凍の頬をうりうりしてみる。イケメンはこうしてもイケメンなのか。





「人の顔で遊ぶな。怒るぞ」



『既に怒ってるじゃん。どうしたんですか焦凍くーん』



「…お前な」





やっばからかい過ぎた。鬼みたいな顔してる。


呆れたように大き過ぎるため息を吐いて、焦凍は私の頭を軽く叩いた。



周りのみんなはいつもの雰囲気とは違い過ぎる焦凍に目を見張っていた。初期ろきくんと私の知ってる焦凍とは天と地ぐらい違うもんね…





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