逢いたい (ページ34)

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｢ふっか、今日家行っていい？｣

ライブの話を口実にふっかの家に行こうとした

fk｢いいけど、俺寄りたいところあるんだよね｣

｢俺も行くよ｣

fk｢…そっか、分かった｣

そう言いふっかの車椅子を押そうとすると

fk｢…あ、大丈夫

これ電動のやつだから｣

｢あ、そうなんだ｣

こんなのいつ買ったんだよ

俺の知らないところでふっかは色々やってるんだな

そのままふっかについて行くと

区役所に着いた

｢…こんなところに用あるの？｣

fk｢うん｣

エレベーターに乗り着いたのは

障害支援課という窓口だった

fk｢あの、すいません身体障害者手帳の交付をしてもらいたいんですけど…｣

障害者

そっか

ふっかはもう障害者なんだ

今まで俺たちと何も変わることなかったのに

fk｢…照？｣

｢ん、あぁごめん｣

fk｢大丈夫？｣

｢うん｣

目の当たりした

ふっかと俺の間には薄い壁がある

いや勝手に作っていたんだ