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fk side
このままだと照と和解できる気がしなくて帰り照の家に来た
もう家にいるかな
少し緊張しながらインターホンを押す
iw｢はい｣
｢…あ、俺｣
iw｢…ふっか、なんだよ｣
｢あ、いや…照と話したくて｣
iw｢…そ、入って｣
ちゃんと家まで通してくれる
それが彼の優しさ
その優しさに何度も救われた
なーんてちょっとしたことで思い出してしまう
そんな俺ももう歳なのかもしれない
iw｢ん、どうぞ｣
｢お邪魔します｣
相変わらず照の家はあまり物がなくて
必要最低限のものしか家具も置いていない
iw｢コーヒーでいい？｣
｢あ、いやいらない｣
iw｢そう｣
若干の気まずさ
iw｢…んだよ俺に話があんだろ
なに、グループ抜けます？｣
｢ちげえよ｣
iw｢じゃあなんだよ｣
｢さっき舘さんに言われたんだよ
病気でも諦めないって
俺にできることはまだ沢山あるし｣
iw｢…さっき調べてた
ALSってやつ
どの本にもネットにも同じことしか書いてねえんだよ｣
本…？
照のダイニングテーブルの上には5冊くらいの本があった
｢…えこれ、全部買ったの？｣
iw｢もしかしたら、薬とかあるかもしれねえじゃん
調べてみないとわかんねえだろ…｣
俺のためにここまでしてくれたんだ
｢…できないことこれから沢山増えるけどさ
俺の事見捨てんなよ…？笑｣
iw｢……見捨てるわけねえだろ
俺がそばにいるから｣
｢…ふはっ、プロポーズみてえだな笑｣
iw｢何年一緒にいたと思ってんだよ｣
｢たしかにー笑｣
こんなにも優しい人がそばにいるんだから
心強いメンバーもいる
この8人がいれば俺何も怖くないな
そんな気がした
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作者名：もも | 作成日時：2021年10月17日 23時
