星空コンフィデンス【名前変換オリジナル】

４・死後の世界 ページ5

零は私が頷くのを確認してから話し始めた。


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「死んだ人達がどうなるかなんて今を生きている人達には分からないでしょ？
天国や地獄が存在するんじゃないかとか
生まれ変わって別の生物に生まれ変わるんじゃないのかとか
はたまた死後の世界なんて信じない人だって沢山いるでしょ？
じゃぁ真相はって言われたら私達はどう答えるか。」
「なに？」
「星だよ星。」
「えっ、星って…あの星？」
「うん、死んだ人は皆夜空に輝く星になるの。
結構この説を信じてる人も多いでしょ？
この星は全部この世で生きていた人達の魂なんだ。」

『へぇ〜、知らなかった』

「まぁ、Aがもし亡くなったら実際に経験する事だから知っておいて損はないかもね。
で！ここからが私が今ここにいる理由になるんだけど…」


そこまで言って零は「知りたい？」なんて焦らしてくる。


「当たり前でしょ！ここまで来て内緒とかひどいからね！」


そしたら、「だよね〜」なんて、楽天的な所は本当に変わってない。


「あのね、死んだ人達は星になるって言ったでしょ？」
「うん」
「でもね、死者は死んでから一週間だけ好きな時にこの世に姿を戻すことが出来るの。
まぁ…ちょっと透けるけど」

そう言いながら零は自分の事をちょっと悲しそうに見つめる。

「しかも世界にはこんなに沢山の人が住んでるのにその中のたった一人にしか姿を現せない」
「って事はもしかして、私の事を選んだの？」
「Ｔhat's Ｒight！」

流暢な英語を話す所も変わってない。

「まぁ、大体は分かってくれた？」
「なんとなくはね、ちょっと分かりにくかったけど」
「昔からスピーチは苦手だったから」


そう言って「えへへ」と笑う零は、やっぱり私の大好きな零だった。

５・真相は私達が暴く→←３・本当にもう一度逢えたの？

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