検索窓
今日:4 hit、昨日:13 hit、合計:76,625 hit

▼引越しといえば ページ29

.


.


『へぇ、シルク君とマサイ君引っ越したんだ』

motoki「そうそう」



バレンタインから数日後の朝食、魁が振ってきた話題は引越しの話だった
そういえば先日家に行ったときマサイ君宅の家具が減ってるなとは思ったけども。

同じマンションに住むってすごいよね
撮影の兼ね合いとかもあるんだろうけども。
やっぱりグループってなると色々あるんだろうな〜



motoki「引越しって聞くとさ、俺らがひとり暮らし始めた時のこと思い出すんだよな〜」

『あーわかる。てか何回目だよって話だけど巻き込んじゃってごめんね』

motoki「あれは巻き込まれたっていうより、いいタイミングだっただけだよ」



それは2年前の晩夏のこと。

とっくに今の店で働いて3年目の時、店長から店の近くに引っ越してこないかと提案を受けた
当時は実家から自転車で通っていたんだけど、
練習とかすると帰りが遅くなるっていうのもあって店長やナオさんが心配してくれていた

とはいえ両親からしたら女の子が1人暮らしなんて危ない!という考えがあって
じゃあどうしようか?通勤方法を変えようか?なんて話も上がっていた


で、その時にウチの母親が魁のママに相談したらしい


そしたら丁度同じ時に、魁もひとり暮らしを考えているとの話を聞いたそう



『まさか魁も考えてるなんて思わなかったよ。しかもあの時全然会ってなかったよね』

motoki「だね〜。今じゃ考えられない」

『ね〜。家決めるときも店長が大家やってるからっていって此処紹介してくれたけど本当によかったの?』

motoki「むしろ此処が条件良すぎた位なんだよな〜」

『それはわかる』



motoki「偶然だけどさ、俺めっちゃ感謝してるんだよ」



箸を置いて真剣な眼差しで見つめる
ああもうやめてよ、無駄にかっこいいんだからさ



motoki「またAの隣に住んでるし、昔みたいに馬鹿やれるしさ
  Fischer'sでいるときも楽しいんだけど、でも俺にはAも居てくれなきゃって思った」



『そっか、それは私もだよ』



正直多忙で魁に会えなかった時、もう私には店長とナオさんしかいないんだと思っていた
けれど引越し話を嫌がらず受けてくれて、今こうやって一緒にいてくれる彼には感謝してるし

私には魁が居てくれなきゃ困るんだ



motoki「今度新居に一緒に遊びに行こうね」

『いいね!引越しそば手打ちで持っていこ』

motoki「一緒に打つ?」

『そうしよ!』


.

.

▼内緒話→←・



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (56 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
142人がお気に入り
設定タグ:Youtuber , フィッシャーズ , Fischer's   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Z1GSY x他1人 | 作成日時:2019年6月28日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。