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身の毒は、



取り越し苦労と過去の愚痴



誠尽くして、



今日を楽しめ。








土の上を埋め尽くすような小枝がパキリと良い音を鳴らして割れ、色褪せて茶色になった枯葉が布切れ一つ纏わない細い足に踏まれる。
荒い息をしながら彼女は上を見上げ、高々しい山をその目に焼き付ける。その山の表面を覆い隠すような木々が微風に葉を揺らし、頂上は雲が被っている。

その山の名を、イビト山

大昔に恐ろしいMonster達が封印され、未だなお誰一人として立ち入ることが許されない山である。
彼女は暫く見つめた後、イビト山に向かって足を運び始める。大丈夫、なんとかなる、そう自分に言い聞かせながら。




運命の歯車が、歪な音を立てて動き出した。執筆状態:更新停止中

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作者名:逃亡者 | 作成日時:2019年11月26日 5時

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