TIMEtoWOLF＿2 (ページ10)

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壱馬side

Aに言いたい事があったのに
タイミング悪く奈々ちゃんに呼ばれてしまった。

初めて俺らに付いてくれた日以来
奈々ちゃんが俺に付く日が多くて
話す事も多くはなった。

人を見た目で判断しちゃいけないけど
最初はぶりっ子タイプの女の子かと思えば
以外にサバサバしてて
何より後ろ姿がAに似てる。

まぁAの方が小さいんだけど…笑

奈々「壱馬さんってモテますよね？」

「有難い事にファンの人からはね？笑」

奈々「プライベートですよ！笑」

「それならモテないね…」

奈々「その顔で言われても。笑」

「例え何人にモテたとしても意味ないんだよね
1人の人の気持ちが手に入らない限り」

奈々「そうですよね…はい終わりました」

メイクが終わってAを探すと
やましょーさんと翔平と話してて
完全に話しかけるタイミングを逃してしまい
そのまま取材が始まってしまった。

ふとAを見ると奈々ちゃんと
何やら話をしていてその時の横顔が
凄く綺麗だった。

無事に終わり走って彼女の元へ向った。

「Aっ！」

『どうした？』

「今日時間ない？」

『ごめん…裕也達と約束が…』

「あぁ…そっか…わかった！」

『ごめんね…急用だった？』

「いや、大丈夫。」

今日は何ともタイミングが悪い日やわ…