TIMEtoWOLF＿2 (ページ24)

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【マネさん川村くんのスケどうなってる？】

「何かありましたか？」

【そうじゃなくて色んなパターン撮りたくて時間大丈夫ならって思ったんだよね】

急いで確認すると夕方からRECと
書かれてるだけだった。

「大丈夫ですよ！次夕方からなんで！」

【OK、ありがとう！】

次から次に指示に対応する壱馬くんは
やっぱりプロだなって思った。

【次さ〜微笑んで〜】

壱馬「あ、はい。」

何故か微笑みでなかなかOkが貰えない
壱馬くん…。

壱馬「すいません…もう１回…」

【あ、そうだ！1番大切な人浮かべてみて？】

壱馬「大切な人…」

【大切な人見た時自然と笑顔になるでしょ？】

壱馬「…わかりました。」

その時、目が合った壱馬くん。

ふわっと優しく微笑んだ顔から目が離せなかった…。

【それ！それ！】

壱馬「ふっ…」

【よっぽど大切なのかなぁ〜？笑】

壱馬「そうですね…誰よりも…」

やっとOKが出てカメラマンの方が
私の方にやってきた。

【ごめんね？押しちゃって…】

「いえ、大丈夫ですよ？支障ありません」

【君のお陰で良いのが撮れたよ！】

「私は何も…」

【大切にされてるね？笑】

壱馬「A〜！」

【お呼びだね？早く行ってあげて？】

「あぁ…はい…」

【あ、君はきっと幸せだね？】

"彼から無償の愛を貰ってる"

そう言って去ってくカメラマンさん。

「無償の愛か…」