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しかも、昨日は深夜1時に寝たけど、今の時間4時だから…3時間しか寝てない…。
でも、このままじゃ寝れないし…。
とりあえず、熱測って頭痛薬を飲むことにした。
ピピピピッ、ピピピピッ。
飛鳥「36.6度…。熱はないか…。」
熱ないのにこの頭痛はやばい…。
久しぶりに来たかな……。
そう、私の頭に浮かんでるのは偏頭痛という3文字。
中学生の頃、よくなってて、最近やっと治まってきたと思ったのに…。
飛鳥「ん…っ…痛っ…。」
偏頭痛は動くと痛みが増す。…なるべくベッドの上で動かずに痛みに耐えていた。
しばらくすると、ちょっと眠れた。
外はもう明るくなってるし、眠れたけど頭痛は引かない。
鏡を見ると若干顔色が悪いくらい…?まあ、どうにかなる…。
マスクして、帽子かぶって。それで顔は隠れるから周りには顔色でバレることはない。
電車に乗るのを諦めて、タクシーに。…タクシーは結構お酒臭くて…。絶対昨日の夜酔っ払った人乗ったじゃん…。
今の私にお酒の匂いはキツい…。
少しでも頭痛を誘発するものはなるべく避けたいからネイルも香水も塗ってないのに…。
葛藤しながら数十分。スタジオについたら、何人かメンバーが居て。みんなメイク部屋とかでメイクしてもらったり、髪やってもらったりしてるけど、今の私にメイク部屋に居る元気はない。
近くの撮影場所のケータリングスペースの横が空いてたからそこに座る。
ここなら薄暗くて落ち着くし…。ちょっとはマシかな…。
ズキズキする頭痛に嫌気がさしながら、少しでも楽になればと机に突っ伏す。
そしたら、日奈子とまいちゅんが来て。…どうやら不調を見抜かれていたらしい。
まぁ、これだけ頭痛が酷かったら隠せるわけもなくて…。素直に言うことにした。
すぐにまいちゅんは心配顔になって、背中さすってくれるし、日奈子は冷えるからってストーブとか取りに行ってくれて…。
ちょっと甘えすぎたな…って思いながらも全然治まらない頭痛…。
それにチカチカする閃輝暗点という偏頭痛特有の症状も出てきて、さらに体調は悪くなる一方。
どうすることも出来なくて、目を瞑ってたら、日奈子の声がした。
北野「あっしゅん、持ってきたよ〜。」
飛鳥「……っありがと……。」
北野「顔色悪いね…。」
北野「あっしゅん…?…頭痛いのって偏頭痛?」
飛鳥「多分…っ…。」
北野「撮影までここで休もっか。…もたれる?」
飛鳥「ん…。」
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璃子(プロフ) - 私も過去のお話すごく好きだったので読み直したいです!これからも無理せずに頑張ってください!! (3月7日 11時) (レス) id: 7de8d9b366 (このIDを非表示/違反報告)
?(プロフ) - 私も過去のお話読み直したいです!よろしくお願いましす🙇🏻♀️ (2月24日 20時) (レス) @page4 id: 69423b4bc7 (このIDを非表示/違反報告)
玲奈 - 私ももしもだけどほんとのはなしを読み直したいです!忙しいとは思いますが頑張ってください!! (2月17日 17時) (レス) id: fd4a18c2b4 (このIDを非表示/違反報告)
パピコ(プロフ) - 飛彩さん、他のお話消してしまったのですか…??いつも過去のお話含め楽しく読ませてもらってたので、また家族小説とか弱り小説とか読み直したいです…! (2月17日 0時) (レス) id: 943ef010e8 (このIDを非表示/違反報告)
飛彩 - あすやまさん» リクエストありがとうございます!! (2022年9月4日 6時) (レス) id: 594cd0f0fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:飛彩(ひあや) | 作成日時:2022年6月10日 5時