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(WN side)
無事にセボン商社から内定を貰って、その話をチャンにすれば「ミンギュも受かったって言ってたよ」と言われた。
WN「ミンギュだけ？」
DN「だけ？」
WN「いや、なんでもない」
DN「あー！」
チャンはそれが分かったのか、悪戯に微笑んで「ミンギュに聞いてあげるよ」と言われた。聞かなくてもいい、とも、聞いて欲しい、とも言えない俺には何も言わず「カトクしてみる」とスマホをヒラヒラと振る。
ものの数秒で返信が返ってきていて。ミンギュヤ、お前は暇なのか。思わずツッコミを入れてしまうけど、今はそんなことどうだっていい。チャンはニヤニヤとニヤけたように笑い、スマホの画面をこちらに向ける。
DN「だって」
イチャンミンギュヤ、ウォヌがセボン商社受けた話ってしたっけ?
イチャンミンギュも受けたんだよね?
キムミンギュそうなの!?
キムミンギュそれ知らないんだけど!
キムミンギュもちろん俺は受かったよ〜
キムミンギュあ、Aも、もちろんね✌️
この言葉では表すことの出来ない、胸に広がる暖かな気持ちはなんなのか。よく分からないけど。
WN「おめでとうって言っておいて」
DN「自分で言いなよ〜」
WN「今カトクしてるのはチャニだろ」
DN「はいはい。ほんと、ウォヌってネコみたい」
WN「ネコ！？」
DN「うん。自覚なかった？」
チャンの言うネコみたいな俺はよく分からないし、この気持ちもまだよく分からないままだけど、4月が楽しみになったのはチャンには内緒にしておいた。
*
入社式を迎えて、俺の3列前に座るミンギュとA。ミンギュには度々会っていたけど、Aとは小学生ぶりだ。とは言え、ミンギュがこれでもかと言うぐらいに2人のツーショットを見せてきたし、時にはカトクまで送ってくるぐらいだったから、久しぶりだという感覚は少し薄い。
入社式が終わって、配属される部署ごとに集まるよう指示が出て自分の名前を確認すると3班だと書いてあった。ほんの少しだけ、ミンギュかAか、知り合いと同じ席だといいなと思っていれば、向こうからよく知った声が響く。
MG「なにそれ！俺が居たら嫌、みたいな！」
声の正体はミンギュだ。そこを見るとテーブルには3の札が掲げられていて、ミンギュの隣にはAが座っていた。安堵のため息と共に、2人のやりとりに口角が緩んでいた。
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yz_dk_(プロフ) - むさん» む様 コメントありがとうございます！そう言っていただけて本当に嬉しいです。いつもと比べて少しゆっくりな展開になるかもしれませんが楽しんでいただけますと幸いです^_^これからもよろしくお願い致します！ (2023年1月7日 13時) (
レス) @page11 id: 20f64ffb2b (このIDを非表示/違反報告)
む(プロフ) - 新作おめでとうございます！主様の小説がやはり1番好きです、更新いろいろあると思いますがどれも応援しています！ (2023年1月3日 1時) (レス) id: cb9ba72967 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚紀
| 作成日時：2023年1月1日 12時
