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#17 ページ17

sideメンディー

覚悟してた。

つもりだった。




いつかはこんな日が来るんだって。



だけど、その苦しみと絶望感は、想像できたものじゃなかった。









だけど、受け止めるしかないから。

全部受け止めて、それでも進むしかないから。



それしか、できないから。









メ「今日の夜はお鍋にしよっか」

あえて、暗い顔はしない。




だってどう足掻いたって、叫んだって、現実から逃げたって。

何も変わらないんだから。




それと同じで、たとえ涼太の中から俺らが消えても、俺らの中には変わらず涼太はいるから。

涼太が涼太であることに変わりはないんだから。






裕「たまにはすき焼き鍋とかでもええんちゃう?」


そんな俺の想いを感じてか、裕太くんが前向きに話にのってくれた。




亜「そうだね、後で買い物行こう」

隼「じゃあ朝はとりあえずコーヒー淹れるね」

玲「俺、俺は、」

龍「玲於、食パン焼いてくれん?僕もうちょっとここにおるから、」

玲「ん、わかった」









あえて、特別なことはしない。



これからはこんな毎日が、当たり前になるんだから。









メ「じゃあご飯の用意するよ。龍友、よろしくね」

龍「おん」




起きてたくさん人がいると、彼もびっくりしちゃうだろうし。


ここはとりあえず龍友に任せて俺らは部屋を出た。




 

目が覚めて、"メンバー" がそばにいるなら、それで良かったんだと思う。

だけど今の彼にとって俺らは、"メンバー" じゃないから。



"メンバー" だとか、"運命共同体" だとか、そんなモノじゃなく。



ただよくわからない、男たち。


初めましての男たち。









苦しいけど、受け止めなきゃいけない。

だけど言葉にするのは辛すぎて。





誰も言葉にしないまま、時間だけが過ぎた。

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りさ - jdhchebbdnさん» いえいえ(*^-^*)本当はもっと読みたかったけど完結おめでとうございます(*^-^*)新作待ってます(*^-^*) (2021年6月16日 0時) (レス) id: 3c9e6364e5 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - お疲れ様でした!新しい物語も楽しみにしてますね!これからも頑張ってください!応援してます! (2021年6月15日 23時) (レス) id: d773789e6b (このIDを非表示/違反報告)
jdhchebbdn(プロフ) - りささん» ありがとうございます! (2021年6月15日 22時) (レス) id: 23d7ad1fb8 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 続き待ってます(*^-^*) (2021年6月12日 0時) (レス) id: 3c9e6364e5 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - jdhchebbdnさん» いえいえ(*^-^*)大丈夫ですよ(*^-^*)私はまだまだ読みたいですなので作者さんのペースでいいので書いて下さい(*^-^*)お願いします(*^-^*)続き楽しみにしてます(*^-^*) (2021年6月1日 0時) (レス) id: 3c9e6364e5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:jdhchebbdn x他1人 | 作成日時:2021年2月28日 14時

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