#12 ページ12
side裕太
裕「雑炊なんか作ったことないわ」
メ「とりあえずやってみようよ」
隼と玲於をソファに寝かせ、メンさんとキッチンへ。
亜嵐くんからリハの中止を伝えられたから、今は家でゆっくりすればいいんだけど。
やっぱりご飯は食べておくべきかなって。
裕「もうちょっとタイミング考えるべきやったなぁ」
タブレットを渡すのは、あのタイミングじゃなかった。
後悔しても遅いけれど、そう思わずにはいられなかった。
メ「でも涼太に対する裕太くんの対応は良かったと思うよ。正解はわからないけど、俺は涼太に笑顔でいてほしいから」
いつになく真剣なメンさん。
メ「だからこそ、俺らは涼太に嘘をつくことがあっても仕方ないと思う。辛いけどさ…涼太はもっと怖くて不安だと思うからさ」
裕「そやな」
彼が忘れてしまったのなら、俺らはそれに合わせる。
全部、最初から説明してあげる。
全部、教えてあげる。
だから、笑っていてほしい。
なんとかそれなりに雑炊を完成させ、彼の部屋へ。
裕「雑炊、作った」
亜「めっちゃいい匂いするね」
龍「僕もうちょっと涼太とおるわ。先に食べといて」
龍友くんの視線を追ってベッドを見ると、彼の背中だけが見える。
口パクで龍友くんが "起きとる" って言ってたから、部屋を出る前に彼に声をかける。
裕「涼太くん、俺とメンさんで雑炊作ってん。食べれそうなら食べてな。ちゃんと涼太くんの分、残してるからな」
返事はなかったけれど、彼はちゃんと聞いているはずだから。
そう思って、そのまま部屋を出た。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 154人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りさ - jdhchebbdnさん» いえいえ(*^-^*)本当はもっと読みたかったけど完結おめでとうございます(*^-^*)新作待ってます(*^-^*) (2021年6月16日 0時) (
レス) id: 3c9e6364e5 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - お疲れ様でした！新しい物語も楽しみにしてますね！これからも頑張ってください！応援してます！ (2021年6月15日 23時) (レス) id: d773789e6b (このIDを非表示/違反報告)
jdhchebbdn(プロフ) - りささん» ありがとうございます！ (2021年6月15日 22時) (レス) id: 23d7ad1fb8 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 続き待ってます(*^-^*) (2021年6月12日 0時) (レス) id: 3c9e6364e5 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - jdhchebbdnさん» いえいえ(*^-^*)大丈夫ですよ(*^-^*)私はまだまだ読みたいですなので作者さんのペースでいいので書いて下さい(*^-^*)お願いします(*^-^*)続き楽しみにしてます(*^-^*) (2021年6月1日 0時) (レス) id: 3c9e6364e5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：jdhchebbdn x他1人 | 作成日時：2021年2月28日 14時
