【デジモンアドベンチャー】闇の紋章がきらめく時【夢小説】 (ページ2)

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始まりページ2

その年の夏は、地球全体がおかしかった…。

東南アジアでは全く雨が降らず、水田が枯れ…。
中東では大雨による洪水が発生…。
アメリカでは記録的な冷夏となった…。

サマーキャンプに来ていた11人は、何も知らずにいた…。
それが誰も知らない世界での冒険の始まりになる事を…。
そして、禁断の扉が開かれる事になったのを…。

雪が降り積もったお堂から、4人の子供が出てきた。

「うっわ、一面真っ白だね～」

黒羽茜は、のんきそうな口調で話した。

「寒い…」

無気力そうな蒼空涼は、腕をさすった。

「もう～、何なんですの？日本の天気はおかしいですわ！」

お嬢様口調のマリーが、震えながら言った。

「ケータイ、繋がらないわね…」

リーダーシップの雪は、ケータイをかけようとしているが、電波が届かないらしい。

「あっ！見て見て！オーロラ！」

茜は空を指差した。
空にはオーロラが広がっていた。
すると、オーロラの中から、何かが飛んできた。
それは地面に落ちると、淡く光りながら、4人の前に浮かんだ。
4人はそれを手に取った。

「何だこれ？」

4人が首を傾げていると、突然津波が起こって、4人を飲み込んだ。

「わあああぁ～っ！」

4人は散り散りになって、何処かへ飛ばされていった。