【黒の組織】あなたが愛しくてたまらない…season1 (ページ25)

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正体ページ25

ーピンポーン

ｶﾙｰｱ「はーい。」

きっと、キールとバーボンだろう。

ｶﾙｰｱ「上がって。」

ﾊﾞｰﾎﾞﾝ「おじゃまします。」

ｶﾙｰｱ「キール、リビングに行っといてくれる？」

ｷｰﾙ「わかったわ。バーボン、こっちよ。」

さっき淹れたコーヒーが残ってたはず。

ｶﾙｰｱ「はい、どうぞ。」

ｷｰﾙ「ありがとう。」

ﾊﾞｰﾎﾞﾝ「ありがとうございます、カルーア。それで、話とは？」

切り出そうとしたら先に聞かれた。

ｶﾙｰｱ「クククッ…」

ｷｰﾙ「ど、どうしたの、カルーア！？」

ｶﾙｰｱ「この後におよんで白を切るつもり？私に呼ばれた理由なんて、自分が一番よく分かってるんじゃないの？ね、CIAの本堂瑛海さん？」

ここでキールのネタばらし。

瑛海「っ！」

ｶﾙｰｱ「キールだけじゃないわ…ねえ、バーボン？いや…警察庁警備局警備の降谷零くん？」

零「…その言い方は少し卑怯ですよ？警察庁警備局警備企画課情報第二担当理事官こと裏理事官の黒瀬怜さん？」

あら…私もばらされちゃうわけ？

瑛海「なによ…バーボンは薄々気づいてたけど、カルーアもなんて。」

怜「そのことだけど、実は少し違うんだ。」

悪い、降谷…少し、だまされてくれ…

零「どういうことですか……っ！まさかっ！」

さっすが。感いいね♪

怜「ああ。最初に一つ言っておくが、情報は流していない。私は公安にネズミがいないか見張るためのスパイってわけさ。」

瑛海「それで…？私たちの正体を暴いて、何がしたいの？」

怜「クスッ…ねえ二人共、ボスに疑われないいい方法があるんだけど…聞く？」

小さく笑って、あたしは二人に尋ねた。