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35.悪魔のしわざ ページ35

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ジュンギュ「俺が会いに来ないから不安だった?
…なんかいい匂いするし…香水も付けたでしょ?ふふっ、
うん〜。しょうがないから、今回は見逃してあげる」

「いや…何を勘違いしたのかわからないけど、今日着飾ったのはドヨンと会うからね」

ジュンギュ「…ドヨン?課外授業は来週からじゃん」

「うん。その時に使う洋書選びを手伝って欲しいって」

ジュンギュ「はあ!?そいつおかしいんじゃない?
本を選ぶくらい小学生でもできるでしょ?」

「いや〜、意欲的だよね」

ジュンギュ「何が意欲だよ!?それでAはのこのこ着いて行くわけ?」

「うん、貴公子に頼まれたからね〜。
来週から一緒に勉強もするし、ご飯と本も奢ってくれるって言うからさ〜。一緒に行くのが賢明な判断でしょ?」

ジュンギュ「賢明な判断?そんなにめかしこむのが賢明の判断なの?」

「うん。いや〜、意外と似合うよね?私」



笑いながらくるりと回って服を見せたが、キムジュンギュはそんな私をじっと見つめてから手に持っていたマグカップを持ち上げた。

あれ?マグカップなんて持ってたの?



「…え?」



マグカップを飲むのではなく、どうしてこっちに向かって…



「…マジ?」



この人…何した?



ジュンギュ「わ!ごめん、A!手が滑った!服濡れちゃったけど、どうしよう?」



え…サイコパス?







―――






本当に悪魔なんじゃないの?

浮かれた私がそんなに見苦しかったのだろうか。

時間に余裕があったから、ジュンギュの家を訪ねたのだが、それによって状況は一変してしまった。

悪魔が私の着ていたワンピースにコーラを零したお陰で、本日2度目のシャワーを浴びる羽目になったが、幸い先程まで迷っていたもう1着のワンピースがあったので、それに着替えて急いで家を出た。



そして乗る予定もなかったタクシーに乗った私は一息つくこともできなかった。

タクシー代いくらになるかな…



「あの悪魔め…会いに行ったのが間違いだった…」



イライラしながら時間を確認すると、約束時間ギリギリだったが道路が渋滞していて全然進まない。

間に合わないよ…




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扇子(プロフ) - みさん» いえいえ!こちらこそ読んでいただきありがとうございます!これからも更新頑張りますね☺️ (2022年6月26日 1時) (レス) id: 3dae27e4b9 (このIDを非表示/違反報告)
- 更新してくださりありがとうございます! (2022年6月25日 0時) (レス) @page47 id: 4940a29e5c (このIDを非表示/違反報告)
扇子(プロフ) - ゆゆさん» わ!ありがとうございます!!嬉しいです☺️ (2022年6月3日 17時) (レス) id: 3dae27e4b9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - おもしろすぎて最高です! (2022年6月3日 1時) (レス) @page41 id: 4940a29e5c (このIDを非表示/違反報告)
扇子(プロフ) - みつきさん» わ〜!!ありがとうございます!!嬉しいです☺️これからも楽しんでいただけるように頑張りますね!! (2022年6月2日 22時) (レス) id: 3dae27e4b9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:扇子 | 作成日時:2022年5月19日 18時

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