34.めかしこんじゃって ページ34
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「意外と悪くないんじゃない?」
鏡の前で一回りして胸を高鳴らせていると、振動とともにジフンから電話が来た。
「ん〜?どうしたの?」
-お!なんかテンション高いな!-
「そうかな?どうしたの?」
-そこにジュンギュいる?-
「いないけど?」
-マジか!A今家?-
「うん。なんで?」
-ジュンギュ呼んでくんない?電話出ないんだよ。家近くだろ?-
「…え」
-電話出ろって言って-
「やだよ…面倒くさい」
ぐちぐち言うジフンの電話を切って、私は家を出る支度を続けた。
―――
もう出発する準備万端だが、待ち合わせ時間まで結構余裕があることに気づいた。
気合いを入れて早く起きすぎたのかもしれない。
このままソワソワしながら時間が経つのを待つよりかは、
ジフンからの伝言と安否確認を兼ねてジュンギュの家を訪ねてみるのも良い気がした。
そうして、ジュンギュの家のインターホンを鳴らしてしばらく待っていると、疲れきった顔をした彼がドアを開けて現れた。
ジュンギュ「…なに?」
「ジフンが電話出ろだって」
ジュンギュ「…ああ…うん」
「徹夜したの?顔死んでるよ」
ジュンギュ「うるさいよ」
「寝ずにゲームしてたんでしょ?ちょっと休んだら?」
ジュンギュ「Aに関係ないじゃん」
「はあ…昨日うちに来なかったから何してるのかと思いきや…」
ジュンギュ「…俺が来なかったから心配して来たの?」
「いや…」
ジュンギュ「ふーん…ようやく自覚した?自分がどれだけ恵まれてるのか。余所見しても結局は俺が一番でしょ?」
「はい?」
ジュンギュ「まあいいよ…今回はAから俺のところに来たから許してあげる…てか、何その格好?ふふっ…俺に会うためにめかしこんだの?」
なんで笑ってるんだ?
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扇子(プロフ) - みさん» いえいえ!こちらこそ読んでいただきありがとうございます!これからも更新頑張りますね☺️ (2022年6月26日 1時) (レス) id: 3dae27e4b9 (このIDを非表示/違反報告)
み - 更新してくださりありがとうございます! (2022年6月25日 0時) (レス) @page47 id: 4940a29e5c (このIDを非表示/違反報告)
扇子(プロフ) - ゆゆさん» わ!ありがとうございます!!嬉しいです☺️ (2022年6月3日 17時) (レス) id: 3dae27e4b9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - おもしろすぎて最高です! (2022年6月3日 1時) (レス) @page41 id: 4940a29e5c (このIDを非表示/違反報告)
扇子(プロフ) - みつきさん» わ〜!!ありがとうございます!!嬉しいです☺️これからも楽しんでいただけるように頑張りますね!! (2022年6月2日 22時) (レス) id: 3dae27e4b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:扇子 | 作成日時:2022年5月19日 18時