第36話 ページ36
浦「先生が、練習の成果を聴きたいって」
真「そんな、突然に…?」
は「一応顧問だからな、たまには様子を見ないと」
浦「ってことで、急だけど大会曲演奏するから!」
全「…はい!!」
虎「先生、楽譜どうぞ」
は「今年の曲は……え………?」
浦「部室で見つけた楽譜なんですけど、曲名が書かれてないんです」
は「……弾いてみろ」
浦「…はい」
.•*¨*•.¸¸♬
は「……!!」
.•*¨*•.¸¸♬
浦「…これで終わりです」
は「……」
虎「先生…?」
は「……これは、俺が高校生の時に書いた曲だ」
浦「……えっ」
全「えええええ!?」
来「せ、先生も中野高校やったんですか!?」
『来音、そこじゃないよ』
怜「作った…って、先生も琴を?」
は「ああ、物心ついた時から触ってた、高校生の時の大会で、自分が創った曲を演奏したいと思ってこの曲を書いた。でも、素人の俺が書いた曲を大会で弾けるはずが無いと言われた。その時に捨てられたと思ってたが、まさか残っていたとは……」
『…とっても、素敵な曲だと思います』
は「…」
『一音一音に個性を出しながらも、全ての音が繋がって、初めて一つの曲ができる。私たちを繋げてくれた縁のように』
は「…そうかもしれないな」
浦「あの、先生、この曲の名前ってありますか?」
は「曲名はない、つける前に却下されたからな、…そうだな、風間、」
『はいっ』
は「お前が考えろ」
『え、ええ!?』
は「さっきの感想から考えればいい、俺は口出ししない、きっといい曲になる」
『わ、わかりました…』
は「じゃ、仕事に戻るか…」
浦「あっ、ありがとうございました!」
全「ありがとうございました!」
光「びっくりした〜……」
健「先生来るなんて滅多に無いから焦ったわ〜」
浦「ごめんな、面談の帰りに鉢合わせしちゃったから」
虎「それにしてもまさか先生の創った曲だったとはな…」
浦「A、名前の件大丈夫?俺も一緒に考えようか?」
『あ、大丈夫です!頑張ります!』
浦「そっか、困ったらすぐ言えよ!」
『はい!』
虎「部活絡みなら誘えるのにな…」
浦「ん?虎次何か言った?」
虎「…いや、何にも」
来「…夏休みも終わりやな〜」
全「……えっ??」
来「え?」
浦「終わり?」
来「あと3日ですよ?」
浦「嘘、宿題してないぞ…」
健「俺もや…」
涼「早めにしないからそうなるんですよ」
健(何も言い返せへん…)
浦「……明日の練習、午後は勉強会に変更!!今日はこれでおしまい!!」
16人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
野良ギツネ(プロフ) - 総合70位になっていたようです!ありがとうございます!! (2018年8月16日 21時) (レス) id: 7e9876f2a7 (このIDを非表示/違反報告)
もえ(プロフ) - 更新ありがとうございます!
また楽しみにしてます!!
明けましておめでとうございます、今年もよろしくお願いします。 (2018年1月1日 13時) (携帯から) (レス) id: 6ca89fc091 (このIDを非表示/違反報告)
Sirius(プロフ) - 更新ありがとうございます(^^)今回もとっても面白かったです! (2018年1月1日 7時) (レス) id: 13c2452427 (このIDを非表示/違反報告)
もえ(プロフ) - 更新また楽しみにしてます!
いろいろテストも大変ですよね
(2017年12月9日 22時) (携帯から) (レス) id: 6ca89fc091 (このIDを非表示/違反報告)
Sirius(プロフ) - 野良ギツネさん» お久し振りです!本当ですか!?すごく嬉しいです。楽しみにしていますね!私も定期テストあるのですが、おかげで頑張れそうです! (2017年11月26日 0時) (レス) id: 13c2452427 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みずくも | 作成日時:2017年3月4日 10時