宮古島で。 緑黄 ページ33
雅「ニノちゃん、あ〜ん。」
和「っつ？！」
その言葉で二宮の頭には耳が、お尻からはぴょこんと尻尾が飛び出した。
ワンコにならないと恥ずかし過ぎる。
お顔を真っ赤に染め上げたニノワンコはきゅるりんお目目で相葉を見上れば、ニコニコしながら一口大のハンバーグを差し出していたのである。
雅「ニノちゃん、こっちも気になってたでしょ？」
はい、どうぞ。
そう微笑む相葉を前にしては何も言い返せず大人しく口を開く二宮。いやワンコであった。
雅「ふふっ、おいし？」
コクン、コクン。
雅「そ、良かった。もっと食べる？」
そう言ってもう一口分をフォークに刺す相葉の言葉に。
和「じゃあ、俺のも…。」
そう言って、自分のハンバーグをご主人様の前に差し出すワンコは、頭も気持ちも完全に仕事を忘れていたのである。
雅「ご馳走さまでした。とても美味しかったです！」
そう言っては慣れた手付きでお皿を片付け始めるご主人様の姿に、同じく自分のお皿を片付けるワンコ。
和「美味しかったです。」
と言いながらも、気持ちもお目目もご主人様をロックオン。
一回り大きな背中を見上げては、尻尾をフリフリ揺らしながらも自分の食べたお皿を片付けたワンコだったのである。
＊
雅「じゃあ、行こうか。」
和「相葉さん…。」
雅「？何？どうかした？」
和「バイク交換しない？」
雅「えっ？」
ワンコはひとつだけどうしても気になっていた事を思い出し、今だとご主人様に問い掛けた。
何故かスタッフが用意したのはスクーター。
ちょっと普通のより大型かもしれないが、どう見てもご主人様のバイクとは違っていたのである。
和「俺もそれが良い。それ乗りたい。」
雅「や、でもねニノちゃん用にそのバイクを探して来てくれたんだからね。」
和「何で俺のはスクーターなの？俺もカッコいいのが良い。」
雅「でもこれ重いし、何かあった時危ないからね。」
和「何かあったら相葉君だって危ないじゃん。」
雅「確かに。…ってそうじゃ無くて…。」
和「何？」
視聴者もその絵を望んでいる事が分から、やっぱりワンコにはスクーター。
だからご主人様は頭をフル回転させ言い放つのであった。
雅「ダ〜メ。ニノちゃんが乗るのは俺の上だけだからね。」
ボンッ！！
こうしてワンコは夜ご主人様の上に乗る為、スクーターで妥協したのである。
スタッフ「櫻井さん〜！今からでも来て〜！」
続く。
大きなスクーターと言う噂があったので。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 183人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
YUY(プロフ) - ちえさんさん» ほんと。逆に相葉さん相手にしないとニノちゃんを負けさせる事は出来ないと思うから、どんどんぶつけて欲しいんだよなぁ。(笑)負けて悄気るワンコが見たいので。 (2020年3月29日 4時) (
レス) id: 846e4e6c3c (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - ババ嵐。本当ににのちゃんは相葉さんがいなかったら強いですよねー。解説わんこしか見れないのは寂しいですが、相葉愛が見れるなら我慢します。(笑) (2020年3月28日 20時) (レス) id: 1d9f1ca27f (このIDを非表示/違反報告)
YUY(プロフ) - ひらっちさん» そうか！相葉さんは顔を隠してニノちゃんはしずかちゃん巻きで相葉さんの何を守るんだよね。(笑) その姿で闊歩して欲しい。(笑) (2020年3月24日 18時) (レス) id: 846e4e6c3c (このIDを非表示/違反報告)
YUY(プロフ) - ちえさんさん» きっと相葉さんの何を守る為に忠犬となって頑張ってるのでしょう！ (2020年3月24日 18時) (レス) id: 846e4e6c3c (このIDを非表示/違反報告)
ひらっち(プロフ) - ニノ…まさか、しずかちゃん巻きしてないでしょうねww (2020年3月24日 17時) (レス) id: ee1a7aadec (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：YUY
| 作成日時：2020年2月15日 13時
