腹筋。オール ページ3
和「うんしょ、うんしょ…。」
ワンコは頑張った。朝から一生懸命頑張った。頑張って頑張ってもうこれ以上やったら死んじゃうって位頑張ってから、ワンコは鏡の前に立った。
深呼吸を１回。
それからちょっぴりお腹に力を入れ…。
チラッ
和「………！？あうっ………。」
ワンコは鏡に写った自分のお腹を片目で見てはショックで床に膝を付けてしまったのである。
和「何でぇ〜あんなに頑張ったのに…。」
ワンコは立ち上がる気力さえ失い項垂れた。
あんなにあんなに頑張ったのに。
和「何で6個に割れてくれないんだよぅ〜。」
そう。
未だワンコのお腹は5つのまま。
一番下っ腹だけは幾ら頑張っても割れる事なく「ぽちゃ」とそこに存在しているのであった。
和「あうっ…。」
＊
ガチャ
智翔雅潤「おは…よう？」
和「うん、おはよ…。」
翔「ニノ？どうかした？」
潤「具合悪い？」
雅「お腹痛い？」
智「…。」
あきらかに元気の無い二宮の様子に四人は心配な表情で出迎えた。
普段ならあらぬ方向へ爆発している寝癖も、今日はしなっと萎れていた。
入ってくる足取りも重く、華奢な体は更に小さく感じた。
四人は慌てて二宮を椅子へ座らせようと思ったが、彼は入り口に立ったまま、しょぼくれた顔を上げ何かを呟く。
和「…なの。」
翔「ニノ？」
今にも泣きそうなその表情。
具合が悪いとかでは無さそうであるが、そのしょぼくれ具合は尋常では無かった。
四人は二宮を静かに見守った。
こう言う時は急かしちゃダメであると、四人は分かっていた。
はその尖った口がモゴモゴと動いた。
ワンコのぷにぷにお手手が服の裾を掴んだ。
和「…出来ないの。」
智翔雅潤「？」
二宮は今にも零れそうな滴をいっぱい瞳に蓄えて。
和「腹筋がどうやっても6つに割れないの！！」
ぺろりと服を捲し上げて、告白したのである。
和「毎日頑張ったの。今日もね、朝からずっとずっと頑張ったの！だけどね、だけど…。」
綺麗に割れた上４つの腹筋の下。
一番下の１個だけは相変わらず「ぽちゃ」と見た目にも分かるフニフニ状態でそこに存在していたのである。
智翔雅潤「………。」
和「腹筋が6つに割れないよ〜。」
去年から頑張り続けた腹筋。
6つになったら皆様に披露しようと張り切っていた。
だけど半年が経ち、上の４つは順調に成長を遂げたのだが、最後の下腹部。
そこだけがいつまで経っても変わる事なく、相変わらずぽちゃぽちゃと動く度に揺れ動くのであった。
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YUY(プロフ) - ちえさんさん» ほんと。逆に相葉さん相手にしないとニノちゃんを負けさせる事は出来ないと思うから、どんどんぶつけて欲しいんだよなぁ。(笑)負けて悄気るワンコが見たいので。 (2020年3月29日 4時) (
レス) id: 846e4e6c3c (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - ババ嵐。本当ににのちゃんは相葉さんがいなかったら強いですよねー。解説わんこしか見れないのは寂しいですが、相葉愛が見れるなら我慢します。(笑) (2020年3月28日 20時) (レス) id: 1d9f1ca27f (このIDを非表示/違反報告)
YUY(プロフ) - ひらっちさん» そうか！相葉さんは顔を隠してニノちゃんはしずかちゃん巻きで相葉さんの何を守るんだよね。(笑) その姿で闊歩して欲しい。(笑) (2020年3月24日 18時) (レス) id: 846e4e6c3c (このIDを非表示/違反報告)
YUY(プロフ) - ちえさんさん» きっと相葉さんの何を守る為に忠犬となって頑張ってるのでしょう！ (2020年3月24日 18時) (レス) id: 846e4e6c3c (このIDを非表示/違反報告)
ひらっち(プロフ) - ニノ…まさか、しずかちゃん巻きしてないでしょうねww (2020年3月24日 17時) (レス) id: ee1a7aadec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YUY
| 作成日時：2020年2月15日 13時
