43話 ページ45
ころんside
A「…ころちゃん。私からも、付き合ってください。ころちゃんのこと、、ずっと好きでした。」
正直、断られると思ってた。
Aにはもっといい人がいるって。
だから、思いだけ伝えよう、って思ってたんだ。
A「実はね、さとみ先輩がこの前話してるの聞いちゃったんだけど。ころんを支えられるのは俺じゃないって、言ってたの。絶対さとみ先輩には叶わないし、私なんか…って思うかもだけど、隣で、ころちゃんのことを助けたい。支えたい…!」
ころん「…はい。よろしく、お願いします。」
ぎこちない握手をして、お互い笑顔になった。
でも、僕のすることはこれだけで終わりじゃなかった。
行かなきゃいけない。
あの人のところ。
ころん「さとみくんっ…!!」
校庭のテントは片付けられていて、保健室に入ると僕とA以外の軽音部メンバーがいた。
さとみ「…ころん。」
さとみくんが返事をすると、みんなが部屋から出ていってくれた。
ころん「…さとみくんは、ずっと僕のために、僕のことを考えてくれてたんだよね。自分が辛い思いをしてまで、僕のことを助けようとしてくれた。」
おばあちゃんからの手紙。
おばあちゃんの家に行くと、早速ボイスメッセージを見せられた。
1人にしてくれた。僕宛てだからと、おばあちゃんは聞いていなかったみたいだった。
母さんが、メッセージにして残してくれたこと
母さんは、事故で死んだわけじゃなく、自分から命を絶ったこと。
父さんがいなくなったプレッシャーやストレスで、耐えきれなかったこと。
このことは、さとみくんやさとみくんのお父さんには言わないでと言っていたこと。
僕に、責任を感じないでほしいということ。
僕のおかげで、母さんは幸せな人生だったってこと。
自分で死んだなんて信じられなかった。でも、これが事実なんだ。
さとみくんが手紙を隠してたのも、きっと同情じゃなかった。
さとみくんは事実を知ってて、、辛い思いをしながらも母さんとの約束を守り続けてた。
それに、さとみくんはずっと僕のことを見てくれてた。
僕が遠慮してることにだってきっと気づいていたのに、なにも変わった素振りは見せずにただ、一緒に笑ってくれていた。
お墓参りには付き合ってくれたし、僕が怪我してても今日みたいにすぐ気づいてくれた。
そんな優しい人。
大事な人。
それだけじゃない。
ころん「母さんに、全部教えてもらった。」
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あーちゃん - いいなぁ、、、すとめも、、、。私も行きたかったなぁ、、、楽しんできてね、、、。 (2019年4月21日 10時) (レス) id: 9160e058ff (このIDを非表示/違反報告)
莉斗(プロフ) - いくみさん» 了解ですっ!!ありがとうございますっ!!ダメとか言われるかな、、、、と自分で書いたのに後悔しちゃってたので、、!!!! (2019年4月6日 20時) (レス) id: c0bc7e6570 (このIDを非表示/違反報告)
いくみ(プロフ) - 莉斗さん» Twitterでお願いされてる人優先になりますが、いっぱい取れたらいけます! (2019年4月6日 20時) (レス) id: 09322cf5d1 (このIDを非表示/違反報告)
莉斗(プロフ) - わぁ!!おめでとうございます!!私も5/1行くんですよっ!!あの、、いきなりですみませんが…よかったら銀テとれたら譲ってはいただけないでしょうか?私席まだわかんないんですよね、、 (2019年4月6日 18時) (レス) id: c0bc7e6570 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん - てか、千葉住み?...私は、千葉住みです (2019年4月2日 10時) (レス) id: 9160e058ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いくみ | 作者ホームページ:飲んでなくない?🍺∩(´^ヮ^`)∩🍺 うぉううぉう!...
作成日時:2019年3月29日 12時