39話 ページ41
Aside
さとみ先輩は、体育館の壁に寄りかかり座り込んでいた。
さとみ「…ちょっと、ね。」
ジェル「無理しないで、なんて聞かんよな。」
ななもり「でもさすがにリレーはやめておいた方が…。」
さとみ「やる。」
さとみ先輩は、そう言いきった。
考えれば、昨日倒れてるのに部活動対抗も個人種目もやって、団体もこれからあって、選抜リレーなんてキツすぎる。
さとみ「俺の事情で、ころんの決意を無駄にしたくないんだ…。」
ころちゃんの、息を飲む音が聞こえた。
ジェル「…団体は休も。テントにおって。」
さとみ「うん…。あのさ!ころん、足怪我してると思うから、診てやってくんねーかな。」
思わず、ころちゃんのほうを見た。
ころん「全部…バレバレ。」
ころちゃんは、テントの方へと歩き出した。
ころん「体調悪いのに僕のためにさとみくんは頑張ってくれるんだから、僕は最善の状態で望まないと失礼だよね。」
A「…そうだね。リレー、1位取ってきてよ。」
ころん「当たり前。」
ころちゃんはすぐに診てもらって、席に戻った。
ななもり先輩とジェル先輩は、棒倒し。
さとみ先輩はテントで休んでるのが見える。
るぅと「棒倒しめっちゃ楽しそう…!」
莉犬「えぇ、、やだ。」
目をきらきらと輝かせながら棒倒しを見るるぅとくん。
ジェル先輩、筋肉やべぇ。
上裸ってところがまた女子にとって嬉しいんだろうな…。
先輩たちを見てキャーキャー騒いでる女子を横目に、私はチラチラとテントの方を見ていた。
さとみside
昨日は保健室でも家でも寝たけど、体調はまだ少し悪かった。
でも、全部自業自得だから。
こんなことで、ころんの…大事な約束を、潰したくない。
部活動対抗リレーまでは全然平気だったんだ。
でも、100メートルで少しふらついてしまった。
それで、ジェルやなーくんにバレた。
この2人なら、わかってくれる。
そう信じて、俺はやると言うと、団体は休むことと、優しい声でジェルが言ってくれた。
あ、、あとずっと気になってたこと…。
さとみ「ころん、足怪我してると思うから、診てやってくんねーかな。」
いつ怪我したのかはわからないが、昼休憩の時点で感じていた違和感。
なーくんとジェルに連れられてテントに行くと、さっきころんが足を診てもらいに来たと先生は言っていた。
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あーちゃん - いいなぁ、、、すとめも、、、。私も行きたかったなぁ、、、楽しんできてね、、、。 (2019年4月21日 10時) (レス) id: 9160e058ff (このIDを非表示/違反報告)
莉斗(プロフ) - いくみさん» 了解ですっ!!ありがとうございますっ!!ダメとか言われるかな、、、、と自分で書いたのに後悔しちゃってたので、、!!!! (2019年4月6日 20時) (レス) id: c0bc7e6570 (このIDを非表示/違反報告)
いくみ(プロフ) - 莉斗さん» Twitterでお願いされてる人優先になりますが、いっぱい取れたらいけます! (2019年4月6日 20時) (レス) id: 09322cf5d1 (このIDを非表示/違反報告)
莉斗(プロフ) - わぁ!!おめでとうございます!!私も5/1行くんですよっ!!あの、、いきなりですみませんが…よかったら銀テとれたら譲ってはいただけないでしょうか?私席まだわかんないんですよね、、 (2019年4月6日 18時) (レス) id: c0bc7e6570 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん - てか、千葉住み?...私は、千葉住みです (2019年4月2日 10時) (レス) id: 9160e058ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いくみ | 作者ホームページ:飲んでなくない?🍺∩(´^ヮ^`)∩🍺 うぉううぉう!...
作成日時:2019年3月29日 12時