…だったのに【ポケモン剣盾】

いつも 推薦 ページ16

確認したら









すんなりとOKされた

そこそこすごい人物なら

ジムリーダーでなくても良いという

意外と緩いな





『ならこの人でも大丈夫ですか？』





ロトムスマホを見せると

受付の人は驚きながらも大丈夫と返事をくれる

何なら電話を通せば今すぐにでも

登録出来ると言い出したし

もしかしてこの人ドラゴンタイプ好きなのだろうか





『…とまぁこんな感じになったので

推薦してくださいな』





電話の相手は笑っている

勿論だと推薦してくれた



















『ありがとうございます、ワタルさん』

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





髪を一本の三つ編みし

分厚い伊達メガネをかけて

帽子を深めにかぶり

ユニフォームへと身を包む





鏡で確認すれば

顔はほとんど見えない

これなら身バレすることもないはず

ゾロアークに隠してもらうこともできるが

流石にそれはやめておこう





会場へと足を運ぶと

そこは歓声と人で溢れていて

少し先にはジムリーダーが揃っていた





マリィの姿を確認してすぐに下を向く

あまり目立ちたくはないので





開会式はすんなりと終わり

さっさと会場をあとにした




早速最初のジムへと行こうと場所を調べていると

漆黒の翼が視界を占める









アーマーガアだ

それも野生の





『お前さんが連れて行ってくれるの？』





乗れというように

背中をこちらに向けている





『ありがとう、助かるよ』





ゾロアークもイーブイの姿でぺこりと頭を下げ

黒い背中へと乗れば

高さとスピードは増していき

良い風が頬を流れた









『お前、本当にひとりでバトルする気？』





この確認をするのは初めででは無い

そしてゾロアークは必ず頷くのだ





『…無理はしないで』









ゾロアークは力強く鳴いた

いつも 仇→←いつも 確認

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す