え、やめてください【忍たま】

トリップ 生い立ち ページ2

私は小さい頃から





体が弱かった、これは遺伝で両親もあまり健康的で

はなかったらしいずっと病院のベットで本を読んだ

り、外の風景を見ていたりしていた





けど





私は１０代で寿命を全うしてしまった









の、だけれど









「おめでとうございます！女の子ですよ」

「ふふっようやく会えたわね」

「ありがとう…本当にありがとう…」





状況から察するに、転生したようです

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





「Aちゃん、何かあったらいつでも頼ってね」

「そうだ、お前さんのご両親には皆世話になったん

だ」

「本当に遠慮しないでね」





優しい村の皆さん一人一人に礼をしながら小さく微

笑む





『ありがとうございます。もしもの時はお世話にな

ります』





仕方がなかった。私の両親は５０代という歳で私を

産んだんだ、いつ倒れてもおかしくは無かった

まさか二人同時とは思わなかったけどね…

ここに産まれて１０年という家族の過ごす時間とし

てはとても少なかったけれどたくさんの愛を貰った

お墓の前に手を添え









『今まで育ててくれて、愛情をくれて、ありがとう

ございました』









ゆっくりと振り返り、家を目指す

私の両親は二人とも医者でこの小さな村で色々な人

の怪我や病気を治していて村の人達からはとても感

謝されていた。…とても良い両親だった

夫婦の中も良く、二人で一生懸命私を育ててくれる

姿を見て赤ちゃんだけど中身は十分な知識を持った

私はいつも感謝していた





前は若くして私が寿命を全うし、次は両親がすぐ居

なくなるなんて…中々エグいことをしてくれる









「これからどうしようか…」





誰もいない家で１人呟いた

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