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Aside
「何度も言うけど、お金持ちのドラ息子ってほんとろくな人居ないわ」
父「そんな事ないだろ。まだ会ったの10人目だろう」
「10人会って10人ともハズレってもう確証得ていいでしょ？お父様」
大財閥グループの社長令嬢
世間からはそう呼ばれている
ただのお嬢様で終わりたくなかったし
父が1代で築き上げたこのソングループを実の娘の私が受け継ぎ守りたくて、学生の頃から血が滲むくらい勉強をした。
その努力を打ち砕くかのように、グループの後継者(つまりは私の夫の座)を巡ってたくさんの男たちが尋ねてきたのが現実
どれもこれも似たような男、男、男
大半が教養もまともに身についていないワガママ俺様のドラ息子
「ねぇ、お父様。結婚はとりあえず一旦置いといて、私に社会勉強させてくれない？」
父「うーん…」
「ね、お願い。嫁にいくなら外の世界も知るべきだと思うの」
「嫁」というワードに弱い父
父「…分かった。だがウチの会社ではダメだ。幹部がお前の顔を把握している」
「もちろん。1から学びたいの」
父「うむ。そしたらいい所がある」
父から提案された会社は、ウチと同じく1代で築き上げた勢いのある会社だ
しかも社長は私と同い年
この年で会社をここまで築き上げるなんて…
「すごいね…」
父「どうだ？結婚するか？」
「はい？」
父「実はこの若社長のお父さんとは知り合いでね。見合い話が出てる」
「はぁ？」
どんな手を使ってでも結婚させたいのね
父「まぁ、その話は置いといて。やり手だからな。色々学んできたらいい」
「うん、ありがとうお父様」
トントンと話が進んでしまったけれど、その若手社長がどんな人かは気になる
次期社長として、盗めるところはしっかり盗んでこよう
そう意気込んで、真新しいスーツに袖を通した
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white(プロフ) - ひーさんさん» わぁあ(T_T)そう言って頂けて嬉しいです…！そんな事言われると続編…！(落ち着いたら書きたいです) (2019年11月15日 1時) (
レス) id: a3ef8e9dcd (このIDを非表示/違反報告)
ひーさん(プロフ) - 毎回とても楽しく読んでおりました。終わってしまって寂しいです(T_T)二人のラブラブな日々をもう少し見たかったです (2019年11月14日 23時) (レス) id: a99be58806 (このIDを非表示/違反報告)
white(プロフ) - じすちゃんさん» ありがとうございます！なるべく早く完結できるよう頑張りますね(^^) (2019年10月30日 22時) (レス) id: a3ef8e9dcd (このIDを非表示/違反報告)
じすちゃん(プロフ) - おもしろいですえへ 早く続きが読みたいです(´;ω;｀) (2019年10月20日 6時) (レス) id: 920cd178be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：white
| 作成日時：2019年10月7日 22時
