兎は怒らせると怖い ページ42
Aside
コンサートツアー初日
舞台の上でのメンバーは凄くカッコよくて
ファンの子たちも幸せそうで
ステージの裏からメンバーとファンが目を合わせて歌っている光景をたくさん撮った。
途中、カメラに気付いたメンバーが手を振ったりウインクをしてくれた
中盤
それぞれのソロステージ
忙しなく人が動くステージ裏の端っこ
大きい背中を小さく丸めている人物が1人
「…グク？」
JK「……」
肩が小刻みに震えている
…泣いてる？
「どうした？」
グクの泣いたところを見たことが無かったので、正直撮りたい衝動に駆られたがココは我慢
JK「…なんでもない」
「なんでもないなら何で泣くの」
JK「ほっといて」
そんな子供みたいに泣いてたらほっとけるわけないでしょう
「泣き止むまでほっときません」
JK「泣いてない」
「じゃあこの目から流れてるのは水ですか？汗ですか？そんな事言ってると写真撮りますよ？」
JK「勝手に撮れば？」
あ、怒ってる
残念。鉄の心臓を持った私はこんなんじゃ屈しない
「では、お言葉に甘えて」
顔を背けるグクをバシャバシャと撮る
虫を払うかのように手をシッシッとするが、構わない
JK「あーもう！」
「ああー！」
すっかり泣き止んだグクは私のカメラを取り上げ、絶対私が届かない位置に置いた。
あれよあれよと抱え上げられて、ドスンドスンと足音を鳴らしながら会場の廊下を歩く
JM「あれ、Aー？ジョングガー？」
「ちょ、ジミン助けて」
JM「まだソロがあるけどすぐ出番だからねー？」
呑気に手を振るなよ、助けてよ
抵抗しても筋肉ウサギには無駄なので、何も言わず連れてかれる
そして着いた場所は誰も居ない控え室
扉の鍵を閉めて、私を壁際に降ろすと思いっきし壁ドン
あ、あれ？
壁ドンってもう少しトキめかない？
こんな睨まれるっけ？
「ジョ、ジョングクさん…？」
JK「そんなに俺をからかって楽しい？」
「いや、アレ私の仕事だし」
JK「はぁ？…ムカつく」
「ムカつかれても仕事だから」
JK「もういい。絶交。話しかけないで」
絶交って…
今どきの小学生でも使わないぜ？ジョングクさんよ
とにかくご立腹のジョングク
床が抜けるほど足音を鳴らして控え室を出ていった
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ましゅまろぺんぎん。(プロフ) - めっちゃ面白いです！久しぶりに小説よんで声出して笑いました笑笑 (2019年12月17日 17時) (
レス) id: d6b2875ec7 (このIDを非表示/違反報告)
white(プロフ) - なーなーRMさん» ご指摘ありがとうございます！修正致しました！ (2019年10月26日 22時) (レス) id: a3ef8e9dcd (このIDを非表示/違反報告)
white(プロフ) - mzarさん» グクとのこのもどかしさ堪らないですよね〜！笑 ありがとうございます！更新頑張りますね♪ (2019年10月26日 22時) (レス) id: a3ef8e9dcd (このIDを非表示/違反報告)
なーなーRM(プロフ) - 6が2つありますよー。 (2019年10月26日 22時) (レス) id: 18f355ce64 (このIDを非表示/違反報告)
mzar(プロフ) - ジョングクと色々ありそうで意外とまだ口にキスしてないのもどかしい〜笑 面白くていつも更新楽しみにしてます！（＾Ｏ＾） (2019年10月22日 15時) (レス) id: 396d74e57b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：white
| 作成日時：2019年9月8日 20時
