フィルムの中に【BTS】

枕投げは楽しい ページ12

ジンside


とあるMVの撮影

ちょっとした郊外のペンションに来ていた。


海が近く、今回のMVでは夕陽バックのシーンを撮る予定だった。

…が、天気はあいにくの雨


「雨やだねー」

TH「ねー」

「止まないかねー」

TH「ねー」


ペンションの中から同じポーズをして外の雨を見てる2人


すぐ後ろでナムジュンが携帯で2人を盗撮してる

きっと可愛くて仕方ないんだろう

俺も撮っちゃおっと


「てるてる坊主つくる？」

TH「うん、作ろ」


ティッシュをメイクヌナから貰って、てるてる坊主を作り出す2人


俺たちの曲にてるてる坊主という言葉を当てはめて歌うテヒョナ

それに、よいしょ！だのわっしょい！だの合いの手を入れてるA


5歳児すぎる2人に笑っていると、もう1人幼稚園児が加わった。


TH「ああー！俺のてるてる坊主！！」


あろうことかその幼稚園児はテヒョナのてるてる坊主をひと握りで潰したのだ。


俺から窓拭きさながらの笑い声が漏れる。


「ちょっとグク！仲間に入れてあげるから意地悪しないの！」

JK「仕事しましょうヒョン達」


幼稚園児ではなくボスウサギでした。


TH「だって、雨降ってたら撮影出来ないじゃん」

JK「…それもそうか」


秒で納得したジョングガは一緒にてるてる坊主を作り始めた。

あれ、この子こんな単純アホだったっけ…？


JN「ヤー、何してんの？」


こっちも暇だし、絡みにいく


「てるてる坊主作ってるよ。ジンさんも作る？」


4人でてるてる坊主を作っていると、他のメンバーも集まってきて結局8人で工作が始まった。


TH「なんか…ジニヒョンのてるてる坊主頭デカくない？」

「うわ、ホントだ。キモイ」

JN「キモイってなんだ。所詮ティッシュなんだから仕方ないだろ？」

「にしてもキモイ」


キモイを連呼しながら俺が作ったてるてる坊主を角度を変えて連写しているA


おい、俺たちを撮りなさい


マネ「皆、せっかくてるてる坊主作ってるところ悪いんだが…今日はもう夕陽撮れないらしい」


マネヒョンの声に肩を落とすAとテヒョナ


マネ「そこでだ。諦めきれない監督からの提案で、今日はこのペンションに泊まって明日撮影することになった。明日夜しかスケジュール無いし、いいだろ？」


突如として決まった泊まり


「え、私もですか？」

マネ「Aさんはどっちでもいいですよ」

JK「泊まります」

「え、なんでグクが答える？」

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