同居 ページ36
えー…と、？
ホークスさんは今なんて？
俺ん家って何？聞き間違い？？
「俺ん家おいでよ。希癒サン」
どうやら聞き間違いではなかったらしい。
【冗談ですよね？？？】
「ん？本気だけど」
…。
【私、自分でどこか借りられるところ探しますよ】
「声出ないのに？」
【弘樹に頼むか筆談します】
「これから弘樹クンは合宿だし、筆談じゃ困る事あるって」
【気合で何とかします！】
「いやいやいや、それは厳しいでしょ笑」
確かに気合じゃ厳しいか…。
いや、でもなあ…。
「…姉ちゃん」
クイッと服の裾を引っ張られて振り向く。
見ると、弘樹がうつむき加減で立っていた。
「ホークスの所に住んでほしい」
えっ。
【なんで？】
「だって、俺、あんな事あったのに姉ちゃん一人にしたくない」
【ありがとう。でも、あれ、私が狙われた訳じゃないし大丈夫だよ。たまたま私がそこにいただけ】
「そうかもしれないけど、」
弘樹は心配性だからな。
優しい証拠なんだけど。
「ねえ、希癒サン。仕事どーするの？」
仕事？
あ。
「職場、潰れちゃったでしょ。ごめん、傷つく言い方で」
眉を下げて困った顔をするホークスさんに首を振る。
確かに、職場が潰れてしまったのは悲しいしショックだけど、なってしまったものは仕方がない。
「弘樹クン、雄英高校の生徒だよね。あそこ、学費高いでしょ」
【まあ、低くはないですけど…】
弘樹が学費について気にしないように、ホークスさんは私の耳にそっと囁いた。
確かに高い。
でも、ヒーローになる為の学校だもんね。
弘樹が夢に向かって頑張る場所。
仕方ない。
「それに、生活費もある。今まで通り仕事ができないと厳しいんじゃない？」
光熱費に食費…
考えただけで溜息が出そうになる。
「俺の事務所、今、マネージャーが欲しいんだよね」
「ね？」とホークスさんがサイドキックさん達に問いかける。
すると、サイドキックさん達はコクコクと頷いた。
「俺の家から通勤してくれると助かるんだけど、どう？お給料も出すし」
それは助かるけど、そんなに甘えて良いんだろうか。
「姉ちゃん、お願い」
「俺達からもお願いしますよ！」
「だって、希癒サン。どうする？」
…。
【お願いします】
「うん、よろしくね」
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森田真月(プロフ) - huji山さん» 教えていただきありがとうございます🙇♀自分がアホすぎてビックリです。3話の方で触れさせていただきました。 (1月8日 17時) (
レス) id: 7b12b1cfeb (このIDを非表示/違反報告)
森田真月(プロフ) - 花帆さん» わあああ！？ごめんなさい！！4年も経ってしまっている!!!通知が来なかったようでお返事しておりませんでした。申し訳ないです。コメントありがとうございます！ (1月8日 17時) (レス) id: 7b12b1cfeb (このIDを非表示/違反報告)
huji山(プロフ) - すっごく面白いんですけど、ホークスの事務所は九州で雄英は静岡なのになーと思いました笑 (1月7日 22時) (レス) @page32 id: 704ce5ae45 (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 更新ありがとうございます！続きも拝読できて嬉しいです！かっちゃんが塾の生徒なのも、すっごくおいしいです(o>ω<o) 続編も楽しみに応援しておりますね♪ (2020年9月15日 4時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
森田真月(プロフ) - りんさん» ごめんなさい、コメント頂いてたのに気づきませんでした…！ありがとうございます！ (2020年8月20日 11時) (レス) id: 027035f0ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：森田真月 x他1人 | 作成日時：2020年1月3日 22時
