賑やかな場所 ページ2
「ありがとうございました!」
隠の人に蝶屋敷の近くまで連れて来てもらった。
蝶屋敷がなんだか騒がしい。
引き戸を開けるとアオイちゃんの怒鳴り声が聞こえてきた。
きっと言うことを聞かない隊士へ叱咤しているんだろうなと、小さな声でお邪魔しますと言って中へ入る。
「アオイちゃん!」
声のする病室の方へ行けば、腰に手を当てて怒っているアオイちゃんと静養中の隊士と隠しに背負われている炭治郎くんが居た。
「あ!Aちゃん!」
アオイちゃんと私は同い年。時々街の喫茶店でお茶する仲になっていた。
「あ!あなたは‼︎昨日はありがとうございました‼︎」
炭治郎くんが私を見ると那田蜘蛛山での事であたまをぺこぺこと下げてきた。
なんだかそれが可愛らしくて笑ってしまう。
「認めてもらえてよかったね!炭治郎くん」
「え!?なになに!?炭治郎!おまえ こんな可愛い人と知り合いなの!?なんで!?」
黄色い髪の少年が騒ぎ始めた。
「私はA 君は炭治郎くんと同期なのかな?」
「俺は我妻善逸ですぅ〜♡良かったら散歩でもしませんか?Aさん‼︎」
「こら!よさないか善逸‼︎Aさんが困っているだろう!」
デレデレする善逸くんを炭治郎が叱る。
そんな光景を微笑ましく見ていた。
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作者名:こあら。 | 作成日時:2021年11月26日 14時