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よそよそしい ページ31

(…待ってたようなものだってことは否定できないけど、
何か、こうも鉢合わせするのは…ね)

自身の行動とずいぶん矛盾したセリフを心に浮かべ、
苦笑いするA。

そして、入口の萩原は、
カウンター席に座るAが自身に視線を向けていることに気づき、
少し驚いた様子を見せた。


カクテルを飲み終えたAは、
一言お礼を言うため、席を立ち萩原に近づこうとしたのだが、

『…』

一瞬固まり、サッとコートを羽織ると、カバンから財布を取り出した。

(…まぁ、また今度で良いか…)


――入口では、
萩原が女の子に声をかけられていた。

テーブル席にいた数名の女の子たちだ。

「あ、この間のお兄さんだよね?
一緒に飲まない?」

「あ、ホントだぁ」

女の子から下から見上げられるようにして、
テーブル席で一緒に飲もうと、腕を掴まれ誘われている萩原に視線を向けることなく、
Aは静かに代金を支払うと、店から出て行った。

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設定タグ:名探偵コナン , 萩原研二 , 警察学校組   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:white12 | 作成日時:2019年12月5日 19時

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