前世警察官が【名探偵コナン】の世界に転生したら、いつの間にか原作の欠片もなかった案件！３ (ページ3)

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『…………ｯ…!』

…ﾊｧ……ｯﾊ……………良かった……

男たちは気絶したが、銃の弾は男たちではなく、横の壁に埋め込まれたようだった。

とりあえず、この場で死人が出なかったことにホッとする…。

？「Aｯ!! あぁ、私のかわいい可愛いA………良かったわ生きてて……本当に…………」

『……ｺﾞﾎｯ……!!』

？「吐血…!! どうしましょう…このままじゃAが！何の毒を飲まされたかも分かるらないから、処置のしようがないし……………

とりあえず、やっぱりこの男たちは処分しとかないと……」

またもや銃を手に取り、男たちの方へ向けた女性の腕を咄嗟に掴んだ。

『待って………ﾊｧ…ﾊｧ……チオ硫酸ソーダか……水酸化コバラミン………ﾊｧ…ﾊｧ…は、ありますか………?』

？「ｯ!……それなら、研究室の方ならあると思うわ……それがあれば貴女は助かるのね…？分かった…すぐ持ってくるわ……!!」

私はきっと、青酸カリが腕を掠めたんだと思う。前世での経験でなんとなく分かる。

応急処置は換気することと、チオ硫酸ソーダ，水酸化コバラミンを投与すること。

私は青酸カリを少量しか浴びていないが、それでも吐血するほどだ。きっと、気絶してから少なくとも30分以上経ってるはず…。

？「…ﾊｧﾊｧ…A！持ってきたわ!!」

そこから、応急処置をしたおかげが、意外とすぐに呼吸困難は収まったようだ。

ありえないくらいの早さだったから自分自身もびっくりしている。もしかして、転生した特典とかかな……？

あ、そういえば気絶していた男たちは縛ってます。

？「……はぁ…本当に良かったわ……貴女が生きてくれていて………こんな気持ちは初めてよ……」

うわぉ！多分、この女性めちゃ美人だ！
まだ余韻が残っててハッキリと見えないけど……

『おねぇさんは、一体誰なの…？どうしてここまで私のことを心配してくれるの？

………だって初めて会ったでしょ？それに私の名前も何で知って………』

？「…ｸｽｯ…いや、初めてじゃないわよ？私とAが会ったのは……もっと昔………

まぁ無理もないわね………あのとき貴方は気絶してたし、そもそも今の姿と違うものね」

徐々に意識がハッキリとしてきたから、顔がハッキリと見える今、

　

＿え、待って………もしかしてこの女性って……!!!!!

〜次回へ続く〜