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週明け
なんだか社内が騒がしい
「ねぇねぇ
見た？」
「見た見たっ
ヤバイっ
国宝級」
「王子」
受付嬢たちも
ざわついていた
私はたいして気にせず
今日から来る
インターンシップの子を迎える準備に取り掛かる
「ちょっと！
A！
見たっ！？
インターンの子っ！？」
となりの部署で
同期の楓が私を見つけるなり駆け寄って来た
「え？
ううん
まだだよ？
今総務でオリエン中じゃないの？」
「もーーーー！
Aの部署に来るインターン
ちょーーーーイケメンなんだって！」
「へ？」
「受付嬢がはしゃいでたわ！
だから間違いないっ！」
珍しく楓がはしゃいでいる
「そうなんだ」
それより
さっさと用意しないと
「もうっ！
Aはそんなんだから彼氏が出来ないんだよ」
「うっ」
そうね
「そんなことないよ
Aは魅力的だよ」
「大野主任っ」
いきなり智さんが
私たちの背後から声をかけて来た
「冗談はやめて下さいっ」
「きゃー
いいなー
私も言われたいっ」
「んふふ
あんま言うとセクハラになるからね」
私の反応を楽しむように
チラリと見ながらそう言う
「ほら
楓
仕事に戻りなよ」
この動揺を悟られないように
楓を部署に戻す
恥ずかしくて
智さんの顔を見れずにいると
「本当だよ」
そう
ポソリと耳元で呟かれた
「っ！？」
更に動揺してしまう私を
楽しそうに眺めて
「どうしたの？
顔赤いよ？」
なんて
からかう
「いじわる
セクハラです」
悔しくて
反撃すると
「ごめんね」
「本当にやめて下さい」
私の心臓が持ちません
なんて
ついつい嬉しくてニヤけてしまう
.
そんな甘い時も束の間
「あっ！
Aさん」
総務の宮本さんに呼ばれて振り返ると
「紹介します
今日からこちらで
お世話になるインターンシップの櫻井翔さんです」
そう紹介され
宮本さんの横に立っていた子を見ると
「はじめまして
今日から1週間お世話になります
K大学3年の櫻井翔と申します。
よろしくお願い致します」
そう言って
礼儀正しくお辞儀をした
そして
顔を上げた瞬間
ニコリと爽やかに笑うと
周りの女子たちがざわつく
あぁ
なるほど
確かに
初めてかもしれない
こんなに整った綺麗な顔をしている人を見たのは
これは
ざわつくのも分かる
綺麗なくっきり二重に
大きくて綺麗な目
ふっくらとした
赤い唇
すべてがバランスが良く
完璧
.
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ことら(プロフ) - コメントありがとうございますm(__)mとても励みになりました！頑張ります。 (2020年1月26日 20時) (
レス) id: 3fdd75fac9 (このIDを非表示/違反報告)
umi(プロフ) - 色々と複雑な気持ちの中で書き続けてくれてありがとう。私は潤担なので比べ物にならないけど心中お察し致します。辛い時は休んでいいです。ゆっくりでも最後まで更新して頂けると嬉しいです。 (2020年1月26日 11時) (レス) id: 70b1e6f34a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことら | 作成日時：2019年12月5日 7時
