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オッパと私の間に、経験したことのないほどの気まずい雰囲気が漂う。
JH「俺は仕事だから、」
「私だって守られるのが仕事だもん！」
もう後に引けない。
これ以上はやめた方がいいと頭の奥底では分かっていても、心が止められない。
苦しい。
いっそ全部吐き出してしまいたい。
「昨日だって体調悪かったのに全然気付いてくれなかった」
JH「…」
「ジョンウは気付いてくれたよ。だから頼ったの」
JH「…」
「なんとか言ってよ！どうせ私のことなんてそれくらいしか大事にしてなかっ…」
JH「なんだよそれ」
オッパの冷たい声にハッとして、顔を上げる。
しまったと思った頃には、オッパの目は私に向いていなかった。
JH「そんな風に思ってるなら勝手にしろ。いい子じゃないAは嫌いだ」
初めてぶつけられた冷たい言葉に、居ても経っても居られなくなった。
「…言われなくてもそうするよ。オッパなんてだいきらい」
最後に強がって、そう言い残し、建物から飛び出した。
刹那、とんでもない後悔が襲い掛かる。
なんで嫌いなんて言っちゃったんだろう
でも先に嫌いだと、酷いことを言ったのはオッパだと、頭の中でぐるぐる言い訳する。
そんな自分自身も嫌になって、むしゃくしゃをかき消すようにただひたすら走った。
疲れて、息が切れて、ようやく立ち止まったのはあたりに何もない雑木林。
人里や訓練場とは逆方向に走ったから、暫く見つかることはないだろう。
だから、少しだけ泣かせてほしい。
「う…っ、ふっ、」
どこからおかしくなっちゃったんだろう。
ヒョリちゃんだ。
全部ヒョリちゃんのせいだ。
ヒョリちゃんさえ来ることが無かったら今頃平和に暮らしていたはず。
…ううん。それを言うなら全部お父さんのせいだ。
ヒョリちゃんを送ってきたのもお父さんだし。
こんな危険な生活を送るようになったのもお父さんのせい。
生まれたところから間違いだったんだ、なんてどうしようもない事実に卑屈になる。
「もどって、あやまらないと、」
今ならジェヒョンオッパとヒョリちゃんしか部屋にいないはず。
素直に謝るなら2人きりの今しかない。
…そういえば部屋をでるとき、ヒョリちゃん 本当にいたっけ？
「ねてるとはいえ、いっさい音が…」
『ご名答』
振り返るとそこに居たのは黒い服を身にまとったヒョリちゃんだった。
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みなみ - 読ませていただきました！続きが気になりました！ (1月28日 10時) (
レス) @page26 id: 38bc2a156b (このIDを非表示/違反報告)
ぱらむ(プロフ) - バンビさん» ありがとうございます( ;∀;)いつもいつも更新が滞ってしまって申し訳ございません。気長にゆるく待っていただけると幸いです。 (2022年5月6日 18時) (レス) id: 51b9067a69 (このIDを非表示/違反報告)
バンビ - 最高です！これからも読み続けます！更新待ってます！ (2021年12月10日 21時) (レス) @page16 id: 612f29e707 (このIDを非表示/違反報告)
ぱらむ(プロフ) - なつみさん» ありがとうございます(´；ω；`)理想を詰め込んでいます笑 コメントいただいてとても励みになりました！更新頑張ります〜！♡ (2021年11月4日 2時) (レス) id: 51b9067a69 (このIDを非表示/違反報告)
なつみ - 更新頑張ってください！ジェヒョンイケメンすぎてやばいです笑 (2021年11月3日 22時) (レス) id: d608ce1c22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱらむ
| 作成日時：2021年10月19日 2時
