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ぴくと君は私の腰を抱いたコネシマ先輩をびっくりしたように呆然と見る。
いやそうだよね。コネシマ先輩結構普段からこのくらい距離近いけど、これ中学生からしても普通じゃないんだよね。
「A先輩ってコネシマさんのこと好きなんですか？」
「ぅえ！？！！？？！」
「はぁ！？！！」
コネシマ先輩と同時にへんな声がでる。
そんな私たちを見てもぴくと君は冷静に"いやだってコネシマさんありえないくらい距離感近いのにA先輩あんま嫌がってないし"と説明した。
えー俺コネシマさんには負ける気しなかったんだけどなー、いやけどコネシマさんぜんっぜんデリカシーないけど顔はいいし…とぶつぶつ文句を言うぴくと君に、ついに私は自分で赤くなってるとわかるくらい顔が熱くなっていた。
「あのなぁ兄貴。俺兄貴にAの話してるときに何度も何度も嫌われてるんよなっていったっすよねえ！？
それに俺のした話聞いて兄貴も"もうそれ嫌われてるんじゃないですか？"って半笑いで言ってたじゃないすか、本気で言ってます？」
顔をしかめてコネシマ先輩はそう説くが、ぴくと君はただ私の方を見るだけ。
どうやらぴくと君は私自身の言葉を求めているようで。
しかし、コネシマ先輩は私に嫌われてると思ってたのか。いや別に間違いってわけでもない。
言い方をマイルドに苦手って言ってるだけで少し前までほんとにだる絡みがめっちゃうざい先輩だと思ってたし、この人たちのせいでいろんな女子達からやっかみを買ったし。
…けど、結局のところ。
今のことを脳内で考えながら「少し前まで」とか「思ってた」だとか、過去の言葉を使ってる時点で、この人にちょっとは絆されていることは間違いないんだろう。
とっても認めたくはないんだけれど。
いつのまにかぴくと君と一緒に真剣な表情で私を見ているコネシマ先輩をちょっとだけ意識しながらも、私は「嫌いでは、ないですよ」と声を絞り出した。
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アキ(プロフ) - ミキさん» 暖かいお言葉ありがとうございます…！ぜひ最後までお付き合いください〜！ (2021年3月8日 16時) (
レス) id: 4f5928c036 (このIDを非表示/違反報告)
ミキ(プロフ) - ひぇ〜...主人公ちゃんを応援する同級生になりたい...すっごくときめきます!!最後まで追っかけさせていただきます!体調にもお気をつけて頑張ってください! (2021年3月8日 14時) (レス) id: 35c3ea89a9 (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - きな粉さん» 甘々で読んでくださる皆さんをときめかせられたらいいなーっという思いで書いているのでとても嬉しいです！ありがとうございます〜！ (2021年3月8日 9時) (レス) id: 4f5928c036 (このIDを非表示/違反報告)
きな粉 - 遅い時間に申し訳ありませんー！この作品すっごい心臓がなんかギュンギュンする...。めっちゃ少女漫画みたいに甘々ですきです。応援してます！ (2021年3月7日 0時) (レス) id: 4450df5064 (このIDを非表示/違反報告)
くー(プロフ) - アキさん» はっすみません、そこまで知らなかったです。わざわざ解説までありがとうございます！ 最後まで絶対追っかけさせてもらいます（予言）（笑） (2021年3月4日 18時) (レス) id: 70199b7489 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アキ | 作成日時：2021年2月22日 19時
