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「なにを？」
「俺の憧れた先輩って、Aさんですよ」
「……え、そうなの？ありがとう…？」
「なんか適当ですね」
ケラケラと笑いかけてくる彼を見つめてもからかってきているようには見えない。
私に憧れた、のか。頭の中でその言葉を反芻すると、照れのような喜びの様な困惑の様な複雑な感情が湧き上がってきた。
「いや、信じられなくて」
「なにがですか！」
「私が憧れられるなんてね。基本的に嫌われてきたから」
まあ主にそれも中学に入ってから、ショッピ達のせいではあるけど。
こんなの3歳も下の子に話すことじゃなかったかなと慌ててると、ぴくと君は先ほどよりさらに笑みを深めていた。
「へえ嫉妬ですかね！A先輩に嫌いになるところなんてないと思うけどなあ」
「あは、お世辞でも嬉しいやありがとう」
少しだけ俯いた私の横顔をじっと見つめてくる。
さっきまであんなにニコニコしてたのに観察する様に覗いてくる目がなんだか気まずくてそっとそらした。
「俺は、多分全部好きですよ」
「え？」
「A先輩のこと。
初めて見た時からずっと好きだったんです、一目惚れってやつで。
今日確信しました、俺A先輩のことめっちゃ好きです。これからもどんどん好きになります」
そう言うと徐に私の手を握ってくる。
好き、好き。か………好き……
好き？？？？？？
理解した途端困惑が頭を駆け巡った。いや、そんな惚れられるようなことをした覚えもなければさっき聞いたぴくと君の噂の中の告白の断り文句の「好きな人」って私だったの？
ぴくと君はそんな間も私の返事をゆっくり待っていて、表情は余裕そうに見えるけど手はとっても冷たかった。
「え、っと………」
なんでもいいから言葉を捻り出せ。口から適当に溢れ出す言葉に身を任せようとしたその時
「ぴくとの兄貴ィ、先輩困らすのはあかんと思うで？」
ぐいっと私の上半身がベンチから持ち上げられた。
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アキ(プロフ) - ミキさん» 暖かいお言葉ありがとうございます…！ぜひ最後までお付き合いください〜！ (2021年3月8日 16時) (
レス) id: 4f5928c036 (このIDを非表示/違反報告)
ミキ(プロフ) - ひぇ〜...主人公ちゃんを応援する同級生になりたい...すっごくときめきます!!最後まで追っかけさせていただきます!体調にもお気をつけて頑張ってください! (2021年3月8日 14時) (レス) id: 35c3ea89a9 (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - きな粉さん» 甘々で読んでくださる皆さんをときめかせられたらいいなーっという思いで書いているのでとても嬉しいです！ありがとうございます〜！ (2021年3月8日 9時) (レス) id: 4f5928c036 (このIDを非表示/違反報告)
きな粉 - 遅い時間に申し訳ありませんー！この作品すっごい心臓がなんかギュンギュンする...。めっちゃ少女漫画みたいに甘々ですきです。応援してます！ (2021年3月7日 0時) (レス) id: 4450df5064 (このIDを非表示/違反報告)
くー(プロフ) - アキさん» はっすみません、そこまで知らなかったです。わざわざ解説までありがとうございます！ 最後まで絶対追っかけさせてもらいます（予言）（笑） (2021年3月4日 18時) (レス) id: 70199b7489 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アキ | 作成日時：2021年2月22日 19時
