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その後も黙々と片付け作業を続けていると、ゾム先輩がふと口を開いた。
「てか、俺Aさんのことやって友達と思ってたんやけどな」
「えっっ」
思わずゾム先輩の方を向くと、これまた気恥ずかしそうに頬をかいていた。この人はシャイなところがあるからかよく恥ずかしそうにしてる気がする。
「…ゾム先輩、そんなツンデレキャラでしたっけ」
「誰がツンデレや！！！！！」
「いやこんなん見たら誰でもツンデレと思いますよ。その性格みんなの前でも出したらもっと好かれるでしょうに…
ていうか私達友達なんですか？」
「は？なんで大先生は友達認定のクセに俺はダメやねん」
荒々しく座った姿勢からこちらを不機嫌そうに見上げてくるが、そう言われても困る。
大先生は中学からの仲だしなー…と言い淀んだ
「けどゾム先輩初期のときから変わらずAさんって呼んでくるじゃないですか。それ友達への態度じゃないですよ」
「A………さんやろ、お前は」
「なに照れてるんですか」
もう2人とも目が合わない。なんで高校生にもなってこんな1から友達になろうみたいな小っ恥ずかしいことをしてるんだ。ゾム先輩のせいでしょ絶対。
ホウキをロッカーの中にしまう。これで全部掃除が終わった。ゾム先輩の方を見るとちょうどゾム先輩も備品整理が出来たようで、立ちあがり埃をパッパと払っている状態だった。
「じゃあ鍵閉めますけど忘れ物ないですか？」
「ああ大丈夫やで。
じゃそのまま帰るか、流石にもうすっかり暗いし送ってくわ、……A」
すっかり気を抜いていた瞬間に呼んでくるもんだからびっくりして頭をドアにぶつけた。
そのくせして振り返って背後にいるゾムさんを見ると、どうや！と言い出しそうな満足げな顔でこちらを見下ろしてくるから勝てない。ほんとうに子供みたいな人だ。
そんなに友達になりたかったのかな。…本当に友達少ないんだろうか、割と冗談なところあったのに。
はよせんと置いてくで！とスタスタ前を歩いて行ったゾム先輩にむけて小走りを始めた。
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アキ(プロフ) - ミキさん» 暖かいお言葉ありがとうございます…！ぜひ最後までお付き合いください〜！ (2021年3月8日 16時) (
レス) id: 4f5928c036 (このIDを非表示/違反報告)
ミキ(プロフ) - ひぇ〜...主人公ちゃんを応援する同級生になりたい...すっごくときめきます!!最後まで追っかけさせていただきます!体調にもお気をつけて頑張ってください! (2021年3月8日 14時) (レス) id: 35c3ea89a9 (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - きな粉さん» 甘々で読んでくださる皆さんをときめかせられたらいいなーっという思いで書いているのでとても嬉しいです！ありがとうございます〜！ (2021年3月8日 9時) (レス) id: 4f5928c036 (このIDを非表示/違反報告)
きな粉 - 遅い時間に申し訳ありませんー！この作品すっごい心臓がなんかギュンギュンする...。めっちゃ少女漫画みたいに甘々ですきです。応援してます！ (2021年3月7日 0時) (レス) id: 4450df5064 (このIDを非表示/違反報告)
くー(プロフ) - アキさん» はっすみません、そこまで知らなかったです。わざわざ解説までありがとうございます！ 最後まで絶対追っかけさせてもらいます（予言）（笑） (2021年3月4日 18時) (レス) id: 70199b7489 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アキ | 作成日時：2021年2月22日 19時
