揺れ動く太陽 (ページ3)

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緑「な…中間淳太……？？男の子？」

桃「そう！な！流星！」

青「あ～言われてみれば、ハーフっぽくて
細っこくて…似とるなぁ」

自分にそんなことをいわれても…

と思う神山だったが

同時に重岡がもしその中間淳太と出会ったら

どう思うんだろうか

そんなことをぼんやり考えていた。

桃「…？？神ちゃんどうしたん？」

緑「あ、いや…なんでもない」

青「ほんまはどんな子か気になるんやろ」

緑「………うん」

藤井は何かを思いついたような顔で

小瀧の目を見つめた。

すると小瀧はなぜか藤井の考えが伝わったようで

「ここで待ってて！」

そう言って藤井とふたりで走って教室を出ていってしまった。

緑「あぁ…別に明日でも良かったんに…」

1人寂しく他クラスの教室に残された神山は

携帯を見ながら時間を潰していた。

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しばらくして

さきに2組に来たのは重岡だった。

緑「あ、おかえり…2人今ちょっと人探しに行っちゃったから待ってよ？」

赤「あ、おん！」

緑「……しげはさ、もしさ…あの～中学の時の元カノにさ会ったらど、どうする？」

赤「元カノ～？今更やな…笑
でも中学の頃だったからなぁな～んも進展も無かったからなぁ。
やり直すのも考えるんちゃう？もう俺ら高校生やしさ？」

緑「やりなお…す…」

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幼馴染のなんとなくの言葉で

胸にどこかつっかかるような

苦しいような

そんな気持ちのせいで

神山は次の言葉に悩んでしまっていた。

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