負けず嫌いな女の子VSぶりっこ女の子 ４

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智「ほら、痛いやろ？手当てすんで」





誰にやられたか分かると、うちを姫抱きにしてソファに座らせる。


智くんの横顔最高やったで！！←




救急箱を持ってきたともくんは慣れた手つきで手当てをする。





智「はい、終わったで」





「あーと」





しばらくして、智くんが口を開く。





智「この傷、あの人だけにやられたん？ちゃうやろ？あの人だけやないやろ？」






「うん」





小さく返事をする。



一番聞かれたくなかったところ。




キンプリのみんなはいつも通り仲良く接してくれてるけど、
いつか周りのグループと同じようにうちから離れて行きそうで。




嵐さんからも、暴力は振られなかった。


でも、無視はされるようになった。




セクゾ。暴力、暴言は当たり前のようになってる。

NEWS。仲良く接してもらってるけど、杳ちゃんの言いなりになってるだけだと思う。




杳ちゃんのせいで、自分の積み上げたものがすべて砕け散っていく。


なにもかも、先輩の信頼。
事務所の信頼。




全部苦労して積み上げたものを、あの一言の「ウソ」で、
全てがガタガタと音を立てて砕けていく。





「もう……やめようかな……」




ともくんの問いとは反対に口に出てきた言葉。


この一言がきっかけで、うちと智くんの口論が始まる。

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