≪01≫成り行き怪異探偵さん (ページ13)

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迷子の流れ星ページ13

◆

？｢へー、流れ星・・・で、その後どうしたん？｣

淳｢とりあえず、彼は藤井さん家に預けてきた。｣

流れ星墜落事件からしばらくして。
俺は仕事の為に、喫茶店【WEST】に来ていた。

遅刻すんのは仕方なかったとしても、や。
あんまり遅れるのも、それはそれで申し訳ないし。
彼も、別に害は無さそうやったし。
照史も、たぶん大丈夫って言うてたし。
そんなワケで、藤井さん家に預けてきた。

？｢よく藤井さんも受け入れたなぁ・・・さすが天然一家やで。｣

淳｢ハマちゃんには言われたないやろ。｣

？｢そんな事ないよ！｣

それで、さっきから俺の話を聞いてくれる彼は、濵田崇裕。
俺の友人にして、喫茶店【WEST】の従業員仲間。
それから、藤井さん一家に負けず劣らずの天然でもある。

崇｢でも流れ星かぁ・・・さすがの≪怪異探偵≫でも、予想してへんかったやろ？｣

淳｢まぁな。照史も驚いてたし。｣

崇｢淳太の傍におると、退屈せんでええなぁ。｣

淳｢その分こっちは苦労しとるっちゅーねん。｣

ハッキリと言える。
ハマちゃんは、ええやつや。

ただ、なんというか。
俺に降りかかる事件を、かなり楽しんでる節がある。
おそらく、藤井さん一家と同じくらいの。

崇｢その流れ星くん、ちゃんと帰れるんかなぁ？｣

淳｢さぁ。｣

そういえば、彼はどうするんやろう？