ヴィランズのお手伝いさん【ヴィランズ手下】 (ページ14)

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パッと目が覚めればベットの上にいた

誰か運んでくれたのか、、、？

身体を起こせばまた震えている手

またあの夢だ

貴方｢くっそ…｣

その時、部屋の扉が空いた

俺は直ぐに布団の中に手を隠した

アップル｢起きていたか｣

貴方｢あぁ、おはよう
ここへは誰が？｣

アップル｢私だ｣

貴方｢ありがとう
助かった｣

手の震えを必死に隠そうと手を押さえるがなかなか収まらない

アップル｢どうしたんだ｣

貴方｢え、なにが？｣

アップル｢そんなに震えて｣

は、？

アップルはベットに座ると俺の頭を撫でた

アップル｢こんなに震えていて気付かないと思ったか｣

あぁ、そうか

俺の身体が震えてるのか

アップルはそっと俺を抱き締めた

なのに、何故か俺は拒否しなかった

アップル｢嫌な夢でも見たのか？｣

貴方｢…少しな
昔の夢｣

アップル｢そんなに怯えなくていい
ここにはお前の悪夢はいないのだからな｣

貴方｢…うん｣

手の震えもだんだんと治まってきた

アップル｢悪夢が酷いようならジャックに相談するといい
あいつは夢の住人だからな｣

貴方｢そうするよ｣

アップル｢辛いのなら今日はやすんでいてもいいが？｣

貴方｢大丈夫だ
しばらくしたら掃除する｣

アップル｢無理はしないようにな｣

貴方｢ありがとう｣

パタリとドアがしまった

なんだろう

なんだか、なぜだか安心出来た

不思議だなぁ